(株)ツインズ(本社:千葉県船橋市、代表取締役:梶原 隆司)は、2013年3月から『結ばない靴ひも「キャタピラン」』を本格販売する。全国のスポーツ用品量販店・専門店、シューズ専門店、百貨店等で発売する。
同製品は、ネーミング通り結ぶ必要のない靴ひも。ゴムひものように伸び縮みする収縮性と、締め具合を自在に調整・固定可能なコブ状のふくらみが特徴となっている。
開発のきっかけについて同社・梶原社長は「小中学生が足の成長に合わせるために大きめの靴を購入することで安全性を損なったり、高齢者が靴ひもを結ぶ際にストレスを感じたり、スポーツ選手が靴ひもをきつく結ぶことで足の故障を招いたりすることがある。よりフレキシブルで安全性の高い靴ひもが必要であると判断し、企画・開発に着手した」と説明。試行錯誤の末、3年の歳月をかけ商品化にこぎつけた。
使用法は、普通の靴ひもを通すのと変わりない。こぶの部分が当然引っかかるが、伸ばすことで通過する。メーカーに寄って穴の大きさに違いがあるが、どのタイプにも対応。耐久性についても、通常の靴ひもとそん色はないという。
実際の使用感は、ゴムの弾力で靴と足の密着感が増し、靴が軽く感じられる。製品のプロアドバイザーを務めるプロランナーの岩本能史氏は「シューズの機能は極限まで来ているが、靴ひもによってその機能が最大限に生かされていない。この製品は従来の靴ひもの課題をクリアしており、より理想の走りを実現できる」とその完成度に太鼓判を押す。
普及アドバイザーを務める元プロ野球選手の広澤克実氏も「ゴルフで使用したが翌日疲れが軽減された。とにかく楽だった」とその効果を話した。同社では、まずは1000万人ともいわれる市民ランナーをターゲットにスポーツ用途で販路を開拓。初年度1,000万個の販売を目指す。将来的には子供用や介護現場での使用など、幅広く展開していく計画だ。
靴ひもの長さは75cmと50cmの2タイプ、カラーは12種類。製品の税込み価格は980円。