(株)インターナショナルホームメディカル(東京都品川区)は、酵素分解高麗人参エキスの液状タイプに加え、粉末タイプの供給を開始した。
同製品は、韓国産の高麗人参根を原料とした機能性食品素材。サポニン代謝物である主成分コンパウンドKの吸収力を大幅に高めた。
「本原料の最大のセールスポイントは、高麗人参のサポニン吸収課題を酵素分解によって解決したことです。サポニンから糖を切った活性成分コンパウンドKを液体タイプで5mg/g以上と高含有しています」と同社担当者は説明する。
人参サポニンは、高麗人参の代表的な活性物質だが、そのままでは体内に吸収されにくい。そこで、同素材では、コンパウンドKを高濃度かつ安定的にする独自の酵素分解製法を確立。腸内細菌の個人差に影響を受けることなく高麗人参本来の効果を発揮することを実現した。
高麗人参とのコンパウンドKに関する比較ヒト試験データでは、吸収速度で3.4倍、吸収量で15倍もの効果が確認されている。第三者評価としては、血糖調整効果で韓国FDA認定(韓国版トクホ・高麗人参系では唯一)、そして癌転移抑制で用途特許を4カ国(韓国、米国、カナダ、ドイツ)で取得している。また、2012年3月の米国最大級の機能性食品原料展示会において「ベストボタニカル賞(最高の植物原料)」を受賞。
効果については、血糖調整効果、SOD活性効果、抗炎症効果、抗酸化作用、コラーゲン産生促進、などでエビデンスを取得している。
原料供給ルートの末端商品は、先行している液状タイプで免疫力向上、滋養強壮目的のドリンクが好調。待望されていた粉末タイプがリリースされたことによりサプリメント等においてもさらに商品が増えて行くとみられる。