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腹圧体幹トレーニングマシンを本格展開

20140114_r03.jpgクラブクリエイト(東京都江東区、都築岳郎社長)は世界初の腹圧体幹トレーニングマシン「PELVOT」を今秋より本格展開。運動理論の啓蒙と併行し、フィットネスクラブやエステ、ゴルフ、介護施設などへ拡販を図る。

同製品は、腹圧と体幹強化にフォーカスした新しい運動理論を実現したトレーンングマシン。長年、健康機器業界に携わる同社都築社長の独自理論「PARトレーニング®(Pelvic Arc Rotation)」を具現化するオリジナル機器だ。

「約2年前にゴルフのスイング調整をする中で、体の使い方を研究していました。その際、立位姿勢で姿勢正しく骨盤を立て、足を骨盤幅から肩幅に開きやや内股で立ち、頭部の中心から床まで真っ直ぐにおろした軸をキープしたまま骨盤と両肩を結んだ四角面を床面に対し水平面に回旋させることで、体幹及び骨盤から股関節まわりの周辺筋肉とインナーマッスルを簡単に疲れず短時間で同時に運動することができることに気づきました」と都築社長。

この理論を誰もが簡単にできるようサポートするツールとして誕生したのが同マシン。企画から図面づくりはもちろん、製作工場探しに至るまで、頭に出来上がった理論の具現化に奔走。試作品で実際に使用しての試行錯誤も繰り返し、約2年の歳月をかけ、完成にこぎつけた。

使い方自体は簡単だ。都築氏の説明通り、姿勢正しくやや内股でマシンに乗りクッションを膝ではさみ、骨盤パットに骨盤をあて、腕で上体支持バーを握り姿勢をキープ。あとは、骨盤と両肩を結んだ四角面をキープし、左右約20度ずつ回旋するだけ。

その際、腹圧と軸を意識することが非常に重要となる。なぜなら、その2点がターゲットとする筋肉を強化する要だからである。骨盤の正しい位置が腹圧を高め、軸の意識が回旋運動の効果を左右する。

正しく、回旋運動ができれば、負荷はほぼゼロにもかかわらず、1分もしないうちに額から汗がしたたり落ちる。2週間続ければ、腹囲のサイズダウンもみえてくるいう。筑波大学の田中喜代次教授、大藏倫博准教授らにより(株)THFで効果検証を実施し、6週間、1日3回、一回約1分のPARトレーニングを行なったところ、「体幹及び骨盤周辺の筋肉に働きかけ、姿勢の改善やウエスト周囲径の減少に効果的である」ことが示唆される結果が出ている。

同社では今後、短時間で効果が期待できることから、エステの施術前やフィットネスクラブでのインタバールトレーニング、負荷がほとんどないことから介護施設でのリハビリ、ゴルフスイングの調整等、老若男女に向けたトレーニングマシンとして提案し拡販していく予定だ。定価 120万円(税別)。国際特許出願。

2013年09月26日 12:01