(株)総医研ホールディングス(代表取締役社長:小池 眞也、本社:大阪府豊中市)の子会社、日本予防医薬(株)株式会社が、2015年8月5日、「イミダペプチド」を、機能性表示食品としてリニューアルし、販売をスタートした。通信販売、一部店舗で発売する。
同製品は、イミダゾールジペプチドを機能性関与成分にした機能性表示食品。抗疲労を示す「日常の生活で生じる身体的な疲労感の軽減する」という機能性を表示した初めての製品となる。
抗疲労に関しては、2003年から大阪市、大阪市立大学の他、食品・医薬品メーカーが多数参画し、産官学連携の「抗疲労食薬開発プロジェクト」をスタート。23種類におよぶ抗疲労候補成分を、ヒトによる臨床試験で調査・分析し、特に優れた効果を示す成分として、イミダゾールジペプチドを特定していた。
トクホも視野に抗疲労の機能性表示を視野に入れる中、機能性表示食品制度がスタートし、念願の抗疲労の機能性表示が実現し、リニューアルに至った。代表的な試験データとしては、
日常的な作業で疲労を自覚している20歳以上、65歳以下の健常者をプラセボ(※)摂取群(67名)とイミダゾールジペプチド400mg(本製品2本)摂取群(70名)に分け、8週間毎日摂取。それぞれ1週間ごとに疲労感を測定したところ、イミダゾールジペプチドを毎日400mg摂取した群で、疲労感の有意な低下がみられた。
製品には、1日当たりの摂取目安量の半分となる、1本あたり200mgのイミダゾールジペプチドを配合している。同製品は2009年の発売以来累計1000万本を販売し、この実績も有力なデータといえるかもしれない。
疲労のメカニズムの一つには肉体的活動によって生じる酸化ストレスの上昇がある。鶏胸肉に多く含まれるイミダゾールジペプチドは、酸化ストレスの上昇を抑制する作用(抗酸化作用)を持つことが知られる。ヒトの骨格筋中にも多く存在し、酸化ストレスによって生じる疲労に伴う身体的な疲労感を軽減する機能が実証されている。
製品の税込み価格は、10本入り2,680円、30本入り7,500円(30ml/本)。