森永乳業が「ミライプロテイン™」を本格展開する。ifia（2018年5月16日～18日=東京ビッグサイト）でお披露目し、同ブランドで幅広くメーカーへ訴求。栄養素としてのたんぱく質摂取の啓蒙も交えながら、拡販を図る。
ミライプロテイン™は、同社の子会社ドイツ・ミライ社が製造するたんぱく質素材。これまでに自社製造のたんぱく質として展開してきたが、ifiaでの披露を起点に、ブランド展開を本格化。森永乳業の「ミライプロテイン™」配合の表記を可能とし、メーカーとの“協働”で自社製造のたんぱく質拡販を目指す。
表記にあたっては、強調表示の基準を満たすことが条件だが、同社では、多様な食品への配合を目指す。提案例としては、クッキーやチョコレートなどの一般食品のほか、豆腐などたんぱく質豊富といわれる食品への補完素材としてなど、さまざまな展開が考えられる。
たんぱく質は、日本人に不足しているといわれる栄養素の一つで、摂取が望ましいとされている。特に朝・昼での摂取が不足しており、3食の中でバランスよくこまめに摂取することなどが提案されている。同社のミライプロテイン™は、たんぱく質の中でも乳由来で栄養価の優等生と言われ、良質なものになっている。
提供するのはホエイタンパクのミライ80、カゼイン・ホエイが乳本来のバランス（8：2）で存在するミライTMP、カゼイン・ホエイの比率が9：1のミライMC80の3タイプ。熱耐性や風味などを考慮し、配合製品の特性に合わせた選択ができる。
同社では、たんぱく質の啓蒙やミライプロテイン™のブランディングなどで販促をサポート。幅広い業態に展開することを目指す。
