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テルヴィス、S-アリルシステインを規格化したニンニク新原料を上市

株式会社テルヴィスは、ニンニクの有効成分であるS-アリルシステイン、シクロアリインを規格化したニンニクエキスパウダー「ブラウンニンニクエキス TR」の供給を開始した。

同原料はニンニクを低温熟成する事で成分の含量を高める事に成功し、ニンニク固有の有効成分S-アリルシステインは2.0mg/g以上、含硫アミノ酸のシクロアリインも5.0mg/g以上の規格化して一般的なニンニク原料との差別化を図っている。

通常、S-アリルシステインは生のニンニクにはわずかしか含まれておらず、摂取することが難しいとされていたが、同社の特殊製法によって成分含有量を引き上げることに成功、効率良く摂取することが可能となった。

同成分に関する研究は世界中で進められており、肝障害予防や大腸がんの予防、抗酸化作用等が確認されているほか、神経細胞の寿命を延ばし樹状突起(シナプス)を伸ばすという特性やヒト試験では記憶力などの認知機能の働きを向上させることも確認されている。

同原料にはニンニクの特徴であるイオウ化合物が含まれている為、ニンニクが本来持つ抗疲労、滋養強壮、血栓予防など、従来から知られる訴求面もカバーしつつ、認知機能低下に対する新たなアプローチ素材として提案を進めていく。

原料は水溶性の高い粉末原料で、錠剤はもちろん、ドリンクへの応用にも適しているという。特殊製法によってニンニク特有の臭いを軽減させたほか、摂取後の戻り臭もほとんど無いことから、サプリメントのみならず、飲料、一般食品など幅広い食品への配合を想定している。

2018年06月15日 18:13