2023年2月15日、消費者庁は 機能性表示食品制度の届出データベースの更新で「ナノ型乳酸菌SNK1000」を含む17件の新規届出を公開しました。
サプリメント「ナノ型乳酸菌SNK1000」は、新規の機能性関与成分“Lactiplantibacillus plantarum SNK12株”、届出表示(ヘルスクレーム)は「仕事や勉強などに伴う一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスを緩和する機能がある」と抗ストレスを訴求しています。
主な内容は以下の通りです。
[ 商品名 ] ナノ型乳酸菌SNK1000(エスエヌケイ1000)
[ 機能性関与成分 ] Lactiplantibacillus plantarum(※1)SNK12株
[ 表示しようとする機能性 ]
本品にはLactiplantibacillus plantarum SNK12株が含まれます。Lactiplantibacillus plantarum SNK12株には、仕事や勉強などに伴う一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスを緩和する機能があることが報告されています。
[ 一日の摂取目安量 ]
1袋 Lactiplantibacillus plantarum SNK12株 1000億個(原料換算として50mg)
[ 内容量 ] 30袋
[ 届出者 ] 株式会社IHM
[ 届出番号 ] H989
< 機能性関与成分について >
長野県木曽地方で伝統的に食されてきた無塩の漬物「すんき漬け」から単離、培養された、グラム2兆個を規格している乳酸菌体(加熱殺菌処理乳酸菌原料)です。
これまでに、マウスを用いた基礎研究では、経口投与することで免疫を刺激しインフルエンザウイルス感染防御作用が示されている一方で、ストレスフリー環境下と慢性的な社会的挫折ストレス下においてLactiplantibacillus plantarum SNK12株を経口摂取させることにより、マウスの海馬における脳由来神経栄養因子(BDNF)、ニューロトロフィン3(NT-3)、ガンマアミノ酪酸(GABA)受容体のmRNAの発現が上昇し、学習能力と鬱的行動様式の改善が認められることが確認されています。
Lactiplantibacillus plantarum SNK12株の摂取は腸管に対して直接的に抗炎症的に作用するかあるいは腸内細菌叢を変化させ、酪酸などの短鎖脂肪酸の産生を介して、脳由来神経栄養因子(BDNF)の発現を増加させることで一時的な精神的ストレス負荷時の否定的な感情や気分の不調を改善した可能性が考えられます。
(※1)旧名称:Lactobacillus plantarum