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エル・エスコーポレーション、タモギタケ抽出物「エルゴチオネイン」で 認知機能速度改善用の組成物の特許取得

株式会社エル・エスコーポレーションは機能性成分エルゴチオネインで、脳機能・認知機能領域における特許を取得した。

 

発明の名称:認知機能速度改善用の組成物
特許番号 :第7529255号

 

厚生労働省の調査で、認知症の患者数が2030年に推計523万人になることが報告された。この割合は高齢者の14%を占め、2022年時点の433万人から8年間で約80万人増える推計となっている。
また認知症予備軍とされる軽度認知障害(MCI)の数も2030年に593万人まで増えると推計され、軽度認知障害者と認知症の患者数を合わせると1100万人を超す勢いで増加傾向にある。

同社は軽度認知障害(MCI)に着目し、記憶力及び注意力を維持することが必要不可欠と考え、たもぎ茸由来のエルゴチオネインに注目して研究を重ねてきた。今回特許取得となった認知機能速度の改善は、ワーキングメモリ(working memory)を高めることにつながる。ワーキングメモリとは、短期記憶と作業記憶を統合し、情報を一時的に保持・処理する能力を指す。

エルゴチオネインに関する特許は「食品添加剤及び食品の抗酸化剤」、「抗うつ剤」、「エルゴチオネインを利用したクローン病の診断および治療」、「加齢に伴う持続的注意力低下の改善用組成物」に続き5つ目の取得となる。

同社ではタモギタケ由来のエルゴチオネインを配合した商品として「記憶の番人」(消費者庁届出 機能性表示食品)や「まるごとタモギタケ」(北海道認定ヘルシーDo®&消費者庁届出 機能性表示食品)を販売している。なお、エルゴチオネインを訴求した食品等で脳機能・認知機能・抗うつ作用に関する表記については、特許侵害になるので注意が必要。
今回の特許取得を機に、機能性表示食品、サプリメント、病者用食品、一般食品、ペット関連商品の分野まで利用可能性を追求し、更なる社会貢献に努めていく。

特許証

 

 

タモギタケのイメージ

 

 

■今後の展開
エルゴチオネインのリーディングカンパニーとして、健康で生き生きと暮らせる社会を目指し、超高齢化社会の一助になるような研究を進めていく。

2024年08月20日 18:08