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コンビ、酵素処理燕窩(ツバメの巣)のトリインフルエンザウイルスへの効果を確認

コンビ株式会社はコロカリア(酵素処理燕窩(ツバメの巣))の新エビデンスを取得した。

酵素処理燕窩(ツバメの巣)は、伝統的な食材であるツバメの巣から作られる高機能食品素材で、酵素処理により低分子化することで、消化吸収が良くなり、可溶化にも対応したことで加工食品への利用の幅が広がっている。この処理により、ツバメの巣の機能性を最大限に引き出し、健康効果を高めている。今回、酵素処理燕窩(ツバメの巣)は、トリインフルエンザウイルスに対して用量依存的な感染抑制効果を持つことが確認された。

 

高病原性のトリインフルエンザ(H5N1)は限定的だがヒトからヒトへの伝播も確認されている。ヒトからヒトへの持続可能な感染拡大を引き起こすような遺伝子変異が起こった場合は、次なるパンデミックウイルスとなる可能性がある。

 

 

イヌの腎臓細胞株であるMDCK細胞に4種類のA型トリインフルエンザウイルスと種々の濃度の酵素処理燕窩(ツバメの巣)溶液を混合して添加し、ウイルス増殖を50%減少させる阻害濃度を算出した。

 

 

燕窩(ツバメの巣)はアナツバメの唾液腺分泌からなり、その酵素処理燕窩物はトリインフルエンザウイルスに対し、用量依存的な感染抑制効果を持つことが明らかになった。トリインフルエンザウイルスは細胞表面に存在するα2-3型シアロ糖鎖へ優先的に結合して感染を成立させる。ヒトの上気道には少ないα2-3型シアロ糖鎖を多く含む酵素処理燕窩(ツバメの巣)がおとりとなり、高病原性トリインフルエンザウイルス(H5N1)のヒトへの伝播を防ぐ可能性がある。

 

【Edible bird’s nest: N- and O-glycan analysis and synergistic anti-avian influenza virus activity with neuraminidase inhibitors”
DOI: 10.1016/j.antiviral.2024.106040 より転載】

2024年12月27日 15:34