鹿屋体育大学と株式会社ロベルテは、第11回日本スポーツパフォーマンス学会大会(2025年7月30日)において、メロン果汁濃縮エキス加工食品「SOD B®」の摂取が大学野球選手の肉体的・精神的疲労回復度に与える影響を調査した研究成果を発表した。
■研究の背景
大学野球は、春・秋のリーグ戦において毎週2~3試合が組まれ、試合時間は平均3時間を超えるなど、過密で高負荷な競技環境にある。授業後の練習・トレーニングも加わり、選手は慢性的な疲労を抱えやすい状況にある。
疲労の要因の一つである**活性酸素種(ROS)は、激しい運動で過剰に生成されると細胞に悪影響を及ぼし、疲労感の増大を引き起こす。抗酸化酵素であるSOD(Super Oxide Dismutase)**は、この活性酸素を分解し酸化ストレスを軽減する役割を持つ。SODを豊富に含む「SOD B®」の効果を実証することを目的として、本研究が実施された。
■研究方法
対象者:A大学硬式野球部70名(18~22歳)
期間:2025年4月12日~7月10日(約3か月間のクロスオーバー試験)
方法:
朝夕食後に「SOD B®」またはプラセボを摂取
Microsoft Formsを用いたアンケート調査
質問紙A(53問、月1回、計4回)と質問紙B(7問、週1回、計14回)を実施
■研究結果
「総合的回復力」「スポーツ特有の回復力」の項目で、SOD B®摂取期間に有意な疲労回復が確認された。特に「スポーツ特有の回復力」において顕著な効果が見られ、SOD B®の疲労回復作用が示唆された。摂取終了後も約1か月間効果が持続する可能性が確認された。
一方で、プラセボ群でも一定の回復傾向が見られたことから、心理的要因や自然回復の影響も考慮する必要がある。

■今後の展望
同研究は3か月間のクロスオーバー試験により実施されたが、さらなる長期研究が求められる。今後は対象者の拡大や競技特性に応じた検証を進め、スポーツ現場における「疲労回復サポート食品」としての実用性を高めていく予定。
■「SOD B®」について
「SOD B®」は株式会社ロベルテが開発した、メロン果汁濃縮エキス加工食品。抗酸化酵素SODを豊富に含み、運動による酸化ストレス軽減をサポートする。
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