第3回 松尾仁賞を5名の若手研究者へ贈呈
── 東京大学・第61回植物化学シンポジウムにて
11月28日（金）、東京大学弥生キャンパスにて、植物化学研究会主催の「第61回植物化学シンポジウム」が開催された。
植物メタボライトの多様性をテーマにした今回のシンポジウムは、例年以上に幅広い領域の発表が並び、ブースの前では若手研究者と著名な教授たちが真剣に意見を交わす姿が目立った。
その中心のひとつとなっていたのが、同社が設ける「第3回 松尾仁賞」の選考である。
松尾仁賞とは、植物化学の発展と社会の福祉増進に生涯を捧げた創業者・松尾仁博士の名を冠した賞である。
同社は博士の情熱を理念を次世代へつなぎ、植物化学の未来を担う若手研究者の挑戦を後押しすることを目的として、シンポジウムでポスター発表を行った若手研究者のうち、5名に「第3回 松尾仁賞」を贈呈した。
【第3回 松尾仁賞 受賞者】
（敬称略・順不同）
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松本 幸太郎
東北大学 大学院理学研究科化学専攻
「ジャスモン酸の代謝的不活性化機構の新定義：11-OH-JA生合成機構」
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渡辺 奈美
東京理科大学 生命システム工学専攻
「トマト葉で食害誘導性揮発性物質の細胞外輸送を担うABCトランスポーターの同定」
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河西 俊介
千葉大学 大学院薬学研究院
「オウレン培養細胞を用いた安定同位体標識ベルベリン類の供給法確立および代謝研究への応用」
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CHENG Wenjiao
Faculty of Pharmaceutical Sciences, Univ of Tokyo
“Investigation of the biosynthetic pathway of Chimonanthine and Calycanthine in Chimonanthus praecox”
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田名部 大士
学習院大学大学院 自然科学研究科生命科学専攻
「生薬由来成分 Mitorubin によるミトコンドリア活性メカニズムの解明」
「第三回松尾仁賞」受賞者との集合写真
ポスターセッションの様子
同社はこれからも、植物の力を引き出し、新たな価値創造につながる研究や学術活動を積極的に支援していく。
