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女性の8割が「お腹の張り」に悩む

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“お腹の張り対策”、No.1はトレンダーズ株式会社 (東京都渋谷区)は、20~39歳の女性500名に対して「健康に関する意識調査」を実施した。女性の「お腹の張り」に関する意識と本音が垣間見える興味深い調査結果となった。

調査期間:2010年6月9日~10日

調査対象:20~39歳の女性 合計500名

調査方法:インターネット

■ 8割が悩む「お腹の張り」 悩んでいる期間は平均「9年」!

女性にとって「お腹の張り」は深刻な悩み。

まず、「お腹が張ることはありますか?」と聞いたところ、「ある」と答えたのは79%。

およそ8割の女性がお腹の張りに悩んでいるようだ。

その頻度としては、「2~3週間に1回」が最も多く、27%。

次いで、「週に1~2回」(25%)、「1ヶ月に1回」(14%)、

「週に3~4回」(13%)と続いた。

「ほぼ毎日」と答えた人も8%見受けられ、

「週に1回以上」と答えた人は46%に上った。

また、「お腹が張るようになったのは何歳くらいからですか?」

という質問に対する平均は「25歳」。

現在の年齢と同じ年齢を答える人もいれば、

「8歳」と小学生から悩んでいる人もいるようだ。

お腹の張りに悩んでいる年数の平均は「9年」となった。

そして、お腹が張って困ることについて聞くと、

「腹痛がしたり、不快感がある。(28歳)」

「ガスがよく出る。(34歳)」

「ズボンやスカートがきつくなる。(25歳)」

「洋服をおしゃれに着こなせない。(27歳)」といった意見が多くあがった。

■ アンチエイジング専門医が「お腹の張り」のリスクについて語る!

8割の女性が悩む「お腹の張り」。

そのリスクについて、アンチエイジング専門医として有名な、順天堂大学大学院准教授、青木晃氏に話を聞いた。

「腸内に老廃物がたまり、お腹が張っている状態が続くと、ダイエットをしても痩せにくく、また肌トラブルの原因となります。そして、自律神経が乱れ、アンチエイジングとしてもよくありません。さらには、過敏性腸症候群といった腸の病気や、将来的には大腸癌のリスクまであります。」

お腹の張りは、多くの女性が感じている「腹痛」や「不快感」だけでなく、「痩せにくい」「肌トラブル」といった女性にとっての大きな悩みを引き起こしたり、さらには、病気に発展するリスクまであるというのだ。

青木晃(あおきあきら)プロフィール

順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座准教授 1988年防衛医科大学医学部卒業。防衛医大、東大医学部付属病院などで、内分泌・代謝内科の臨床研究に従事。日本の生活習慣病の撲滅のためアンチエイジング(抗加齢)医学のフィールドに入り、第一線においてアンチエイジング医療を実践。最近では、アンチエイジングレストランでのアンチエイジングメニュー作りや講談社の新しいアンチエイジングサービスHBR(Health & Beauty Review)のアドバイザーとしても活躍中。

著書:「40歳からの週末リセットダイエット(海竜社)」

「見た目が大事!アンチエイジングでメタボを撃退(二見書房)」など、多数

Blog:http://ameblo.jp/draa/

■ 女性のお腹の張り対策の食べもの、No.1は「ヨーグルト」!

様々なリスクをもたらす「お腹の張り」。女性達は、お腹が張る原因についてどのように考えているのだろうか。「お腹が張る原因は何だと思いますか?」と聞いたところ、最も多かったのは、「食生活の乱れ」で59%。以下、「運動不足」(55%)、「ストレス」(45%)、「水分不足」(29%)、「冷え」(28%)と続いた。

そして、お腹が張らないための対策については、65%が「何かしら行なっている」と回答。

具体的には、「水分を多く摂るようにしている」(38%)、「食生活を工夫している」(29%)、「運動をする」(22%)といった方法をとっているようだ。

また、お腹が張らないために、意識的に食べているものを聞くと、最も多かったのは、「ヨーグルト」(27%)。4人に1人がお腹の張り対策にヨーグルトを食べているという結果となった。

以下、「野菜全般」、「ごぼう」、「納豆」、「牛乳」と続いた。

■ お腹の張りに効果的! ヨーグルトによる「週末プチ断食」とは!?

お腹の張りには必ず原因があると、順天堂大学大学院准教授、青木氏は語る。その原因は、過度のストレスや不規則な生活、運動不足など人によって様々だが、中でも多いのは「食生活の乱れ」だという。

「忙しく朝食を摂らない女性は多いようですが、食事の回数や量が減ると腸の働きが鈍り、お腹が張りやすくなります。また、肉類中心の食生活も大きな原因。野菜をあまり摂らないとビタミンやミネラルが不足し、腸内のバランスが崩れ、便秘を引き起こすのです。」

今回の調査でも自分の食生活に関する質問に対して、24%が「朝食は食べないことが多い」、31%が「肉類中心の食生活である」と答えている。「食事の回数と量の減少」「肉類中心の食生活」。この2つが、お腹が張る大きな原因のようだ。

では、お腹の張りの対処法として効果的なのはどのようなことなのだろうか。

「まずは、しっかり食べること。忙しい現代女性は朝食を抜きがちですが、ヨーグルトなど簡単に食べられるものだけでも食べた方がいいでしょう。朝食を摂ると体温があがるので、冷えの改善にもつながります。

また水分を十分に補給することも重要。さらには適度な運動や、上質な睡眠をとることも効果的と言えるでしょう。」

「私が患者さんにおすすめしているのはヨーグルトを使った『週末プチ断食』。

週末をヨーグルトと栄養補助ドリンクや野菜ジュースのみで過ごし、身体の『浄化』『解毒』『リセット』を図るというものです。

多くの患者さんに実践してもらっていますが、“何事にも積極的になれた”

“体が若返ったような気がする”など、精神面での変化を感じたという声をよく耳にします。

また、肉体面での変化では、便秘の改善だけでなく、体脂肪率の減少や不眠の改善など、様々な効果が出ています。」

今回の調査でもお腹の張り対策として、4人に1人があげた「ヨーグルト」だが、「プチ断食」にヨーグルトが良い理由について聞いた。

「断食は胃腸を休ませると同時に、普段の食生活で乱れている腸内細菌叢(フローラとも呼ばれ、

同種の細菌が集団を作り分布している状態)を整えてやることができます。腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスを取り戻すのです。

この際に有用なのがプロバイオティクス系のヨーグルト。最近は各メーカーとも機能性ヨーグルトをたくさん販売していますが、ヨーグルトならば何でもOKという訳ではないことに注意してください。」

ヨーグルトを使った「週末プチ断食」は週末の2日間で簡単にできるので、お腹の張りに悩む女性は実践あるのみだ。

2010年06月22日 18:02

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