エリエールブランドの大王製紙株式会社(住所:東京都新宿区早稲田町70番1号)は、15歳以下の子どもを持つ全国の母親1,000人を対象に、「子どもの花粉症に関する意識調査」を実施しました。
花粉の飛散量が多いとされる今シーズンは、特に話題にのぼることが多い花粉症ですが、近年では子どもにも広がっているという声を聞きます。
そこで、今回の調査では子どもの花粉症について、また、発症した子どもが避けて通れない鼻をかむことについて調べました。
【調査概要】
調査内容:子どもの花粉症に関する意識調査
調査地域:全国
調査対象者:15歳以下の子どもを持つ母親
調査方法:インターネット調査
調査期間:2011年2月10日
サンプル数:1,000サンプル(0~3歳、4~6歳、7~9歳、10~12歳、13~15歳で各200サンプル)
今回の調査によって、主に次のことが明らかになりました。
■15歳以下の40.6%に花粉症の症状が見られ、そのうち81.3%は9歳までに発症
■改善してあげたい花粉症の症状は「鼻みず・鼻づまり」がトップで89.4%
■正しい鼻のかみ方をしていた母親は63.1%、11.0%は鼻のかみ方を間違って認識
■母親の25.6%は、子どもに間違った鼻のかみ方を教えていた
■正しく鼻がかめている子どもは53.5%、正しい鼻のかみ方を教えたいと思っている母親は95.0%
本調査により、子どもに花粉症が広がっていることや、2人に1人の子どもが正しく鼻をかめていないことなどが分かりました。勉強や遊びなど、大人になる前にやらなければならない大切なことが沢山ある子どもにとって、花粉症の鼻みず・鼻づまりは大敵です。集中力の低下を招くことはもちろん、「間違った鼻のかみ方」は様々な健康リスクを招く可能性があると言われています。
同社では、子どもが正しく鼻をかめるようにするために、先ずは母親が「正しい鼻のかみ方」を認識し、それを子どもに教えることが重要だと考えています。今後、鼻のかみ方を教育に取り入れる必要性を広く訴える活動を進めていきたいと考えています。
■15歳以下の40.6%に花粉症の症状が見られ、そのうち81.3%は9歳までに発症
15歳以下の子どもを持つ母親1,000人に、あなたのお子様は花粉症ですかと尋ねたところ、「花粉症である」と回答した人が21.5%(215人/1,000人)、「たぶん花粉症である」が19.1%(191人/1,000人)となり、15歳以下の子どもの40.6%(406人/1,000人)に花粉症の症状が見られることが分かりました。
また、子どもが「花粉症である」、「たぶん花粉症である」と回答した母親406人に対して、子どもが花粉症を発症した時期について尋ねると、「0~3歳」が26.1%(106人/406人)、「4~6歳」が33.0%(134人/406人)、「7~9歳」が22.2%(90人/406人)でした。9歳以下が全体の81.3%(330人/406人)を占め、子どもの花粉症と見られる症状の多くは、小学校低学年までに発症することが分かりました。
・調査結果1(上): http://www.atpress.ne.jp/releases/19070/1_1.jpg
■改善してあげたい花粉症の症状は「鼻みず・鼻づまり」がトップで89.4%
子どもが「花粉症である」、「たぶん花粉症である」と回答した母親406人に対して、改善してあげたい症状を聞くと、「鼻みず・鼻づまり」が圧倒的に多く、89.4%(363人/406人)を占めました。
・調査結果2(下): http://www.atpress.ne.jp/releases/19070/1_1.jpg
■正しい鼻のかみ方をしていた母親は63.1%、11.0%は鼻のかみ方を間違って認識
子どもに鼻のかみ方を教えるのは親の大切な役目ですが、先ずは母親自身が「正しい鼻のかみ方」をできているか尋ねたところ、「できている」が20.9%(209人/1,000人)、「多分できている」が53.2%(532人/1,000人)と、全体の74.1%(741人/1,000人)ができていると回答。次に、耳鼻科医が教える「正しい鼻のかみ方」に関するWebサイト※を読んだ上で、改めて「正しい鼻のかみ方」について尋ねたところ、「できていた」が23.0%(230人/1,000人)、「多分できていた」が40.1%(401人/1,000人)と、全体の63.1%(631人/1,000人)となり、11.0%の母親は鼻のかみ方を間違って認識していたようでした。
※やべ耳鼻咽喉科 矢部院長が指導する「正しい鼻のかみ方」: http://www.yabejibika.com/teacol/t0604.html
・調査結果3: http://www.atpress.ne.jp/releases/19070/2_2.jpg
■母親の25.6%は、子どもに間違った鼻のかみ方を教えていた
子どもに鼻のかみ方を教えた経験を尋ねたところ、「教えたことがある」が68.3%(683人/1,000人)、「多分、教えたことがある」が18.5%(185人/1,000人)と、全体の86.8%(868人/1,000人)の母親が子どもに教えていました。
それら868人の母親を対象に、耳鼻科医が教える「正しい鼻のかみ方」に関するWebサイトを読んだ上で、教えたかみ方の正しさを検証してもらうと、「正しかった」が26.8%(233人/868人)、「ほぼ正しかった」が47.6%(413人/868人)と、合計で74.4%(646人/868人)となりました。一方、子どもに間違った鼻のかみ方を教えた母親も25.6%(222人/868人)いることが明らかになりました。
・調査結果4: http://www.atpress.ne.jp/releases/19070/3_3.jpg
■正しく鼻がかめている子どもは53.5%、正しい鼻のかみ方を教えたいと思っている母親は95.0%
間違った鼻のかみ方をすることで、花粉症だけではなく副鼻腔炎や中耳炎などの新たな疾患を招く可能性もありますが、子どもが正しい鼻のかみ方を「できている」割合は10.8%(108人/1,000人)、「大体できている」は42.7%(427人/1,000人)と、合わせて53.5%(535人/1,000人)でした。
さらに、「正しい鼻のかみ方」を子どもに教えたいかという質問に対しては、「教えてあげたい」が75.2%(752人/1,000人)、「どちらかと言うと、教えてあげたい」が19.8%(198人/1,000人)と、95.0%(950人/1,000人)の母親が子どもに教えたいと回答。母親の多くが、「正しい鼻のかみ方」を子どもへ教えることが必要だと考えていることが分かりました。
・調査結果5: http://www.atpress.ne.jp/releases/19070/4_4.jpg