化粧品マーケットではいま、1個5万円~10万円もの高級クリームが多数発売され、人気を集めている。
肌の老化を抑制し、弾力性の回復に効果的な上質なクリームの需要は
40代以上の女性を中心に高まる一方だ。
そこで、CSラボではプロジェクトチームを結成し、綿密な市場調査を踏まえた後、テクスャー、機能性、香り、効能のいずれにおいても「高級クリーム」の名にふさわしい基本処方を実現した。
■上質なテクスチャー
市販の高級クリームのテクスチャーをマイクロスコープで観察すると、1μm(0.001 mm)前後の均一な粒であることがわかる。
高級クリームを使用したときのなめらかな手触り、高い浸透感は、このきわめて小さく均一な粒によるものだ。
プロジェクトチームは女性の高まる植物志向に応えて、植物系の原料にこだわり、素材を厳選。官能評価やマイクロスコープによる観察、すべり性(つけたときの指のすべりの良さ)の測定を繰り返し、ときには乳化方法を変更して異なる原料を使用するなど、さまざまな角度から試作を重ね、半年間もの時間を費やし、1μm前後の均一な粒を持つクリームの開発に成功した。
フェイス用とボディ用とでは求められるエモリエント感が異なるため、フェイス用はエモリエント感が長続きするタイプを、クリームを塗る表面積が大きくボディ用はフェイス用よりもさっぱりとして塗りやすく、べたつきの少ないタイプの2種類を開発。
官能評価ではどちらもテクスチャーがなめらかで浸透感が高いと高い評価を獲得した。また、機器を用いたすべり性測定でも、市販の高級クリームと同等以上のなめらかさを示している。
■高い機能性
高級クリームに不可欠である「高い機能性」を実現するため、プロジェクトチームは自社オリジナルの原料を開発し、独自性を追求した。原料そのもののナノ化だけでなく、すべてを混ぜ合わせた後に微少化・均質化し、しかも製品の安定化についても高い効果を発揮する高圧処理装置を用いて、粒径300nm(nm=10億分の1メートル)のナノ化に成功。浸透感の高い原料の安定的配合を成し遂げた。
肌の乾燥を抑制し、弾力性回復に効果のあるセラミドの安定的配合も可能となった。
肌のうるおいに欠かせず、細胞と細胞の間でスポンジのように水分を抱え込んで蒸発を防ぐセラミドは女性の間で非常に関心が高い保湿成分だが、安定性に欠けるというデメリットがあった。今回の安定的配合により、効率良く肌にセラミドの有効成分を届けることができるわけだ。
■高級感のある香り
市販の高級クリームの多くは高級感のあふれる花の香りが用いられているが、日本市場においては安らぎを感じられる優しくふわっと広がる香りが求められる。
プロジェクトチームは香りの本場であるフランスの調香師に依頼し、届いた香料を何種類も嗅いでは評価を繰り返し、奥行きを感じられる
高級感の高い2種類の香りを選択した。
今回、乳化剤については女性の自然志向に応えて天然乳化剤の使用にこだわったが、天然乳化剤を使用したクリームにありがちな「基材の匂いがの残留」という問題も解決した。
こうして完成したのが、華やかなバラの香りを用いたフェイス用と、爽快感あふれるフローラルグリーンのボディ用のクリームだ。
天然乳化剤を用いながら基材の残臭はいっさいない。
■肌の改善効果
プロジェクトチームは開発の最終段階として、実際にクリームを使用した場合の肌の改善データを測定した。
普段あまりボディケアをしていない普通肌の30代女性を被験者として、1ヶ月間、入浴後、にかかとにボディ用クリームを塗布してもらったところ、使用前はかさかさしていた肌が使用後にはなめらかになり、水分量の測定も40%水分量がアップした(相対値)。
また、顧客からも「今までにない仕上がり」と高い評価を獲得している。
テストの写真はこちら ⇒ http://www.cslab.jp/category/1425579.html
株式会社シーエスラボでは、試行錯誤を重ねた後、テクスチャー、機能性、香り、効能のいずれにおいても完成度の高い高級クリームを実現した。
現代女性のニーズを踏まえた化粧品の開発を検討したい方はぜひ下記へ連絡してみてはどうか。
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