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ウェザーニューズ、全国2万3千人と調査した「第二回花粉症調査」結果発表

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株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、全国的に花粉シーズンの折り返し時期を迎えた4月上旬に、花粉症に関する調査を実施しました。

3月末時点で観測された花粉飛散数は、全国的に昨シーズンの5倍に上り、今後も大量飛散が続くと見込まれています。本調査では、これまでの全国の方の対策や症状の実態を明らかにすることで、残りのシーズンの対策に活かし、少しでも楽に過ごせるようにすることを目的としています。

今回発表する「第二回花粉症調査」の結果は、ウェザーニューズの携帯サイトの利用者を対象に、4月7日(木)~10日(日)の4日間で調査を実施し、合計22,709人(男性36.8%、女性63.2%、花粉症の人86.9%、花粉症でない人13.1%)の有効回答をまとめたものです。本調査結果は、ウェザーニューズの携帯サイト(http://wni.jp/)でも公開しています。

■日本国民の8%が、今シーズンに花粉症デビュー!?

全国的に大量飛散が続いている今シーズン、日本国民のどれくらいの人が今シーズンに発症したのかを調査するため、「いつから花粉症ですか?」との質問をしました。

その結果、“今シーズンから”と回答した人が、本調査の全参加人数の7.9%にのぼり、日本国民の約8%が今シーズンから花粉症の症状が表れた事がわかりました。昨年実施した「花粉症調査」では、日本国民の32.2%の人が花粉症に悩んでいることがわかっており、この結果、昨年まで約3割と言われてきた花粉症の人が、4割に増加した可能性があります。

また、“昨年シーズンから”との回答は4.8%と、今シーズンより約3%も少なく、花粉の飛散量が多いシーズンは、新たに花粉症にかかる人も多いということがわかりました。

さらに、今シーズンに花粉症にかかった人を年齢別に見てみると、10代が13.0%、20代が12.2%と、他の年代に比べて多い傾向にありこの年代では、10人に1人以上は今シーズンに花粉症にかかっていることがわかりました。

全体的に見ると、年齢が高くなるほど発症する割合は減っており、近年、進んでいると言われている花粉症の若年化傾向が、本調査結果でも見られる結果になりました。

また、男女別に見てみると、男性が7.2%、女性が8.3%と、女性の方が発症数が多いことがわかりました。

■大量飛散にも関わらず、花粉症の半数が対策の強化なし!

3月末時点で全国的に昨シーズンの5倍の花粉飛散量が観測されている今シーズン、対策面で昨シーズンと変化があるのかを調査するため、「目薬やマスクなど昨シーズンと比較して対策はどうですか?」との質問をしました。

その結果、“同じくらいの対策で臨んでいる”が37.8%、“昨シーズンより対策をしていない”が8.9%、“昨シーズンより対策を強化している”が53.3%となり、飛散量が多いにも関わらず、約半数の人が昨シーズンと比べて特に対策に変化がない、または対策をしていないことがわかりました。

この結果を見てみると、10代と60代では半数以上の人が対策を強化していない事がわかり、他の年代より対策をしていない人が多い傾向にありました。

男女別に見てみると、女性よりも男性の方が対策を強化していない人が多く、半数以上にのぼりました。

さらに、この結果をエリア別に見てみると、昨シーズン比で花粉の飛散量が他のエリアより比較的飛散量が少なめの西日本では、対策を強化する人が少ない傾向にありました。

一方、昨シーズン比で今後も7~10倍の飛散量が見込まれるエリアがある北日本でも、対策を強化する人が少ない傾向にありました。

花粉シーズンは後半戦に入り、ヒノキ花粉のピークを迎えており、まだまだ油断ができません。花粉シーズンが終了するまでしっかりと対策を行う事が必要です。

■花粉飛散量と症状は必ずしも連動しない!?

花粉症の方の今シーズンの症状について調査するため、「昨シーズンと比べて今シーズンの症状はどうですか?」との質問をしました。

その結果、“同じくらいの症状”が23.6%、“症状は軽い”が13.4%、“症状は重い”が63.0%になり、“同じくらいの症状”と“症状は軽い”を合わせると、約 4割の人が大量飛散の今シーズンの花粉に対して、特に症状の重さを訴えていない事がわかりました。

また、“同じくらいの症状”と“症状は軽い”と回答した人の対策に注目してみると、“同じくらいの症状”との回答者で“昨シーズンより対策を強化している”の割合は31.1%、“症状は軽い”との回答者で昨シーズンより対策を強化している”の割合は36.2%で、それぞれ今シーズンの花粉に対して対策を強化している人は、3割程度に止まる結果になりました。

この結果から、花粉症の人の中には、花粉飛散量と症状が連動しない人もいることが明らかになりました。

■花粉症の症状と対策

今シーズンの花粉症の人の症状と対策について調査するため、「1日のくしゃみの回数はどれくらいですか?」、「1日の鼻をかむ回数はどれくらいですか?」、「1日のマスクの使用枚数はどれくらいですか?」、「目薬をさす回数は?」、「病院に通っていますか?」との質問をし、それぞれ回答してもらいました。

その結果を都道府県別に見てみると、くしゃみの回数と鼻をかむ回数、目薬をさす回数において、昨シーズン比で花粉飛散量が多い傾向にある東北で、他のエリアに比べて回数が多い傾向があることがわかりました。

また、マスクの使用枚数と病院の通院率を見てみると、関東が多い傾向にあり、他のエリアに比べて対策に関心がある人が多いのかもしれません。

■親が花粉症の人は花粉症になりやすい!?

花粉飛散量以外に、花粉症になる要因があるのかを調査するため、「アナタに当てはまるものは?」(複数回答可)との質問をし、“親が花粉症である”“花粉症以外のアレルギーがある”“スギ林の近くに住んでいる”“幹線道路の近くに住んでいる”“1日に6時間以上外にいる”“ストレスを感じることがよくある”“食事が偏り気味”“スナック菓子をよく食べる”“お酒をよく飲む”“寝不足の事が多い”“あまり運動をしない”から選択してもらい、花粉症の人と花粉症でない人のライフスタイルに変化を追いました。

その結果、“親が花粉症である”との項目で、花粉症(花粉症/たぶん花粉症と回答した人)の人の割合が74.0%、“花粉症以外のアレルギーがある”との項目では72.5%と、他の項目に比べて比較的多い傾向にあることがわかりました。

“親が花粉症である”人や“花粉症以外のアレルギーがある”人は、マスクなどの対策を施すなど、十分な対策で備える必要があるかもしれません。

●株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

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海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
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2011年04月18日 16:18

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