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コラーゲンドリンク連用による美容への有効性を実証/常盤薬品工業

ノエビアグループの常盤薬品工業株式会社(本社:東京都港区、社長:中野正隆)は、大阪大学美容医療学寄附講座(高田章好教授)と共同で、低分子コラーゲンを配合した美容ドリンクを開発し、ヒトにおける有効性を評価しました。この結果を、第29回日本美容皮膚科学会(2011年9月10日・11日)にて発表致します。

【報告概要】

近年、アミノ酸の機能性が注目され、ヒドロキシプロリン*1の表皮細胞や線維芽細胞の増殖促進作用などが報告*Aされています。また、加齢とともに血中ヒドロキシプロリン量が減少するとの報告*Bもあります。

コラーゲンは、ヒドロキシプロリンを多く含み、加齢に伴う皮膚機能低下を改善する食品として期待されています。従来、コラーゲンを経口摂取しても効果が無いとされてきましたが、低分子化することで体内の吸収率が増加することが報告*C・Dされ、特に飲用後血中のヒドロキシプロリンが増加することから皮膚の機能改善など美容効果に寄与していると考えられています。しかし、長期飲用による美容効果に関する報告が無いのが現状でした。

今回の共同研究では、低分子コラーゲンペプチド*2を5000mg配合したドリンクを試作し、20名(平均45.7歳)の被験者を対象に2ヵ月間1日1本就寝前に摂取させ、生理学的応答性と美容効果の評価を実施しました。

2ヵ月後、試験前に比べ血漿(けっしょう)中のヒドロキシプロリン量は7.5倍に有意に増加し、皮膚粘弾性測定*3の結果、R0(総伸び)・R7(ハリスコア:初期戻り)等の値が有意に改善しました。また、VISIA-Evolution*4を用いて画像解析を行った結果、シワ本数が有意に減少する結果となりました。(*下記関連URLのリリース本文:グラフ参照)

このような皮膚症状の改善は、コラーゲンドリンクの継続的な飲用により遊離のヒドロキシプロリンが血液中にアミノ酸プール*5として存在し、各組織に必要に応じて消費され皮膚機能改善に寄与しているものと考えられます。

これらの結果より、コラーゲンペプチドを配合した飲料を2ヵ月間連用することで、皮膚粘弾性の改善やシワの本数の減少など、美容に有用であることが明らかになりました。

▽語彙説明

*1:コラーゲンを作る基になるとされるアミノ酸

*2:アミノ酸が 2個から数10個程度つながったもの

*3:キュートメーターという皮膚粘弾性測定装置を用いる方法

*4:顔の画像を撮影し、毛穴やシミやしわ等の数を画像解析する装置 

*5:血液中で他のアミノ酸と結合していないフリーの状態のアミノ酸

▽引用文献

*A:松本正輝,大野貴司,他 日本皮膚科学会誌(114),7,p1301

*B:小山健蔵, 佐藤達也 ,他 Ann physiol Anthropol vol.12, No4, p243-249

*C:大原浩樹,医学と薬学,60巻3号p471-476(2008)

*D:西本真一郎,日本食品化学工学会誌,vol49,No3,p199-202(2002)

【試験結果詳細】

■試験期間

2010年9月中旬~11月中旬までの約2ヵ月間

■対象

20名のシワを気にしている女性(平均45.7歳)

■方法

1)血液採取(アミノ酸分析)

2)皮膚計測(皮膚粘弾性測定・VISIA-Evolutionを用いた画像解析)

〔アミノ酸分析結果〕

飲用前後の血液を採血により採取し、アミノ酸分析を行った結果、2ヵ月後有意に血漿(けっしょう)中のヒドロキシプロリンが増加していることが明らかとなりました。(下記関連URLのリリース本文:図1参照)

〔皮膚測定結果〕

試験前後でキュートメーターを用いて皮膚粘弾性を評価した結果、皮膚のハリを示す初期戻り値が有意に改善しました。(下記関連URLのリリース本文:図2参照) また、VISIA-Evolutionを用いた画像解析にて、顔面のシワ本数を計測したところ、2ヵ月後シワ本数が有意に減少しました。(下記関連URLのリリース本文:図3参照)

*関連URL(リリース本文:グラフ参照先)

http://www.tokiwayakuhin.co.jp/news/2011/09/post20110908.htm

*リリースに掲載しているグラフ、表及び一覧を引用、転載する場合には、「常盤薬品工業株式会社 調べ」と明記して下さい。

【大阪大学美容医療学 寄附講座に関して】

常盤薬品工業は、2007年4月1日から大阪大学大学院医学系研究科に美容医療学寄附講座を開設しています。美容への関心が高まる中、美容医療の科学的検証および美容効果の客観的な評価法の開発などを通して、美容医療分野への展開を進めております。

近年、多岐に亘る美容治療が行われていますが、エビデンスが必ずしも明確とは言えず、消費者の不安の根源となっています。本寄附講座は、美容医療の専門医師と弊社から派遣された研究員が一体となり、エビデンスに基づいた素材開発や評価などを行い、確かな効果を実感できる商品の開発に向けた取り組みを進めています。このような取り組みにより、美容医療の健全な発展に寄与できればと考えています。

2011年09月08日 12:49

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