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“高齢者の約6割が口腔乾燥状態”

日本ゼトック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:牧田 裕樹)は、鶴見大学歯学部による「高齢者の口腔乾燥と口腔内の自覚症状との関連」調査を共同で行い、2011年10月の第60回口腔衛生学会で発表しました。

【調査結果概要】

・58.7%もの高齢者の口腔が乾燥しており、コミュニケーションや摂食嚥下(せっしょくえんげ)機能が低下している。

・「口腔乾燥あり」群に属する人の内、30%以上に「口臭」や「食べ物が口内・喉に残る」といった症状がみられる。

【調査結果抜粋】

◆口腔乾燥群に属する人の33.3%が「口臭を指摘されたことがある」

「口臭があると指摘された」と答えた人は、「口腔乾燥なし」群が7.6%だったのに対し、「口腔乾燥あり」群では33.3%という結果になりました。また、自分の口から口臭がすると感じている人は「口腔乾燥あり」群で15.8%と有意に多く、口腔乾燥と口臭の間に関連性が認められました。

◆口腔乾燥群に属する人の30.0%以上が「食べ物が口や喉に残る」

「口腔乾燥あり」群で「食べ物が口に残る」と答えた人は42.1%、「食物が喉に残る」と答えた人は31.6%という結果になり関連性が認められました。口腔乾燥が食事をする上で障害になる可能性があるといえます。

◆口腔乾燥群に属する人の15.8%が「会話がしづらい」

「会話がしづらい」と答えた人は、「口腔乾燥なし」群が0%だったのに対し、「口腔乾燥あり」群では15.8%となり関連性が認められました。口腔乾燥がコミュニケーションをはかる上で障害になる可能性があるといえます。

【調査結果に対する考察】

今回の調査結果より、口腔乾燥群にコミュニケーション能力や摂食嚥下機能の低下傾向が確認されました。これらの機能の低下が進行すると、誤嚥性肺炎や栄養摂取の低下などを引き起こし、健康に影響を及ぼす可能性があります。今後は軽度の口腔機能の低下に対して、介護予防を前提とした、口腔湿潤剤による保湿や唾液腺マッサージ、口腔体操などの介入が必要であると考えられます。

【調査概要】

調査タイトル:「地域高齢者の口腔乾燥と口腔内の自覚症状との関連性」調査

調査方法:口腔湿潤度検査を行い、口腔乾燥を持つ高齢者がどの程度の割合を占めているか調べた。

自覚症状は質問票調査により摂食嚥下及びコミュニケーションに関する項目について調べた。

調査対象  :長野県飯田市近郊の自立高齢者。平均年齢、75.9±6.3歳。

有効回答数 :46サンプル(男性4名、女性42名)

調査日時  :2010年8月25日~27日

<本調査と関連する参考資料>

『地域高齢者の口腔乾燥と口腔内の自覚症状との関連』

【調査項目】(一部抜粋)

1. 家族や友人から口臭を指摘されたことはありますか? (4段階で評価)

2. 食べ物がいつまでも口に残ることがありますか? (4段階で評価)

3. のどに食べ物が残っている感じがありますか? (4段階で評価)

4. 現在ご自分の歯のことで困りごとがありますか? (8項目から選択)

【口腔ケアに関する日本ゼトックの取り組み】

日本ゼトックでは、社会貢献の一環として「高齢者の口腔ケア」に関する講習会を全国で無料開催しています。病院や介護施設、老人ホームなど様々な機関に加え、口腔ケアへの関心の高い一般の方も広くご参加いただけます。

また、ドライマウスなどによる唾液分泌不順の方向けに、日本で初となる“食品”の口腔保湿ゼリー「ハニーウェット」 http://www.ztcshop.com/products/detail.php?product_id=126 を開発し、医療機関や高齢者福祉施設などで活用していただいています。

【会社概要】

日本ゼトック株式会社は、創業50年を超える高機能口腔ケア製品・化粧品のOEM事業を主軸とする健康科学メーカーです。

口腔ケア製品(高機能歯磨)は、国内OEMシェアトップを誇り、なかでも日本で初めて厚生労働省から新薬用成分として承認された“薬用ハイドロキシアパタイト”を配合した歯磨「アパガード」は、高い評価をいただいております。

社名  : 日本ゼトック株式会社

住所  : 〒102-0074 東京都千代田区九段南2丁目3番26号

代表  : 代表取締役社長 牧田 裕樹

設立  : 1954年(昭和29年)2月12日

資本金 : 96,000,000円

事業内容: 化粧品、医薬部外品、医療機器および日用雑貨の

研究開発ならびに製造販売

URL  : http://www.zettoc.co.jp/

2011年11月28日 19:17

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