健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

印刷用データを使って電子カタログを制作・配信できるシステムを開発/大日本印刷

20120529_r02.jpg 大日本印刷株式会社(以下:DNP)と、DNPの子会社で商業印刷物などの企画制作を行う株式会社DNPメディアクリエイト(以下:DMC)は、一つのデータからチラシやカタログ、パソコンやスマートフォン、タブレット端末、デジタルサイネージなど、多種多様なメディアへの情報発信支援する「クロスメディアコミュニケーション事業」を推進しています。「クロスメディアコミュニケーション事業」は、紙と電子の両媒体に必要なコンテンツ制作から配信までの業務効率を向上させるとともに、価値観が多様化する生活者と企業の最適なコミュニケーションの実現を目指しています。

 今回DNPとDMCの両社は、「クロスメディアコミュニケーション事業」をより一層推進するために、印刷用のDTP(DeskTop Publishing)データの制作と同時に、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などで閲覧する電子カタログを効率的に制作・配信できるシステム「ミカタ」を開発しました。「ミカタ」とは“カタログの新しい見方” を意味したもので、DNPとDMCは、紙と同時に電子カタログを発行している、もしくは計画している企業に、当システムを提供します。

【開発の背景】
 メーカーや通販会社などのカタログは、商品のリニューアルやアイテムの増加などに伴って制作の管理業務の負荷やコストが増大するとともに、普及が著しいスマートフォンやタブレット端末で閲覧する電子カタログへの対応も急務となっています。電子カタログは、検索性が高く、紙媒体では困難な画像や音声などのリッチコンテンツの表現もできますが、制作負荷が高く、対応する企業数は伸び悩んでいます。また、電子カタログに商品検索や履歴管理、ショッピングカートなどの機能を付与するためには、商品データベースを作成する必要もあり、電子カタログの制作工程の自動化によるリードタイムの短縮とコストの低減が求められています。

 こうした課題に対してDNPとDMCは、長年培ったカタログ制作のノウハウと独自の情報技術を活かしてオリジナルの電子カタログを効率的に制作・配信できるシステム「ミカタ」を開発しました。「ミカタ」は、紙のカタログをはじめとする販促ツールの文字情報や画像をDTPデータ制作と同時にデータベース化することで、電子カタログへの流用が容易になり、紙と電子の両方のカタログを効率的に制作することができます。
 
 【電子カタログ制作配信システム「ミカタ」の概要と特長】
 「ミカタ」は、紙媒体の販促ツールを制作すると同時に電子カタログ用のデータが生成できます。「ミカタ」で制作する電子カタログは、紙のカタログと同様の閲覧性に加え、検索機能や動画・音声などのリッチコンテンツも組み込むことが可能です。販売員向けには、電子カタログに掲載している商品を使用した提案書の作成機能や商品の発注業務などの営業支援機能も備え、閲覧履歴に基づいた効果測定・分析にも対応するなど、企業の販売促進活動をトータルにサポートします。
 
 
 1.低コスト・短納期で電子カタログを制作・配信
・各種販促ツールを制作するプロセスで、商品に関連するテキストや画像、動画や音声などコンテンツを適切にデータベース化して管理するためのメタデータを自動生成します。そのメタデータをDTPデータ、電子カタログデータの両方に利用できるため、従来の制作フローに比べて、リードタイムを1/2に短縮、制作コストを2/3に低減でき、電子カタログの制作効率を大幅に向上させることができます。
・電子カタログの配信は、DNPのクラウド型サービスを利用するため、企業は個別にサーバーを構築する必要がなく、初期費用を削減することができます。

2.マルチデバイス対応多機能ビューアー
・パソコンおよびiOS、Android(TM)が搭載されているスマートフォンやタブレット端末に対応したビューアーアプリケーションにより、多様なデバイスでの閲覧が可能です。
・動画や音声のほか、360度回転する写真などを使って、インタラクティブな操作で商品やサービスを閲覧することができます。

3.営業支援機能
・書棚機能により複数の電子カタログを端末に登録でき、常に必要な最新のカタログを閲覧することができます。
・商品データベースと連動した商品の検索機能や企業の受発注システムと連動した営業現場からの商品発注機能で、スムーズな営業活動を支援します。
・電子カタログに掲載されている必要な情報を保存するクリッピング機能や編集機能により、販売員や店舗などのオリジナル提案書や販促資料などを作成できます。これらの資料を企業内で共有することで、企業全体の提案力や営業力の向上を支援します。
・電子カタログのダウンロードや閲覧の履歴、商品情報の検索履歴を把握できるため、顧客データとの組み合わせによって顧客分析や効果測定などが行えます。

4.ウェブサイト、受発注システムとの連携
・オプションで、電子カタログ内のカート機能と、ECサイトやEDI(電子データ交換:Electronic Data Interchange)を連携することもできます。

 【参考価格】
電子カタログ制作費用:1ページあたり 500円~
電子カタログ配信サーバー費用:初期費用 300,000円、月額利用料 100,000円~
※価格は税抜きです。

※リリースの詳細は関連資料をご覧ください

【関連資料】
◎リリースURL/PDF
http://www.dnp.co.jp/news/10031107_2482.html

◎大日本印刷:公式サイト
http://www.dnp.co.jp/

◎DNPメディアクリエイト:公式サイト
http://www.dnp.co.jp/dmc/

2012年05月29日 11:31

関連記事