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数理モデルによる先進的な皮膚研究を推進/資生堂

皮膚科学において、バリア機能低下を伴う「アトピー性皮膚炎・老人性乾皮症などの痒み」「敏感肌」「表皮の老化」などの発症メカニズムや、「バリア機能の回復過程」のメカニズムは未だに不明な点が多く、そのため根本的な治療法も確立されていません。
資生堂は、この大きな問題解決に向けて、国家レベルで進める戦略的創造研究推進事業「独立行政法人科学技術振興機構(以下、JST)のプロジェクトCREST研究(以下、CREST研究)」に参画し、皮膚科学領域でこれまで試みられていない、皮膚科学と数理モデル・コンピューターシミュレーションを融合させた先進の皮膚研究を2010年10月より進め、メカニズムの解明と根本治療法の確立を目指しています。研究成果については、適宜、医薬領域を中心として応用していきます。

◎CREST研究とは
JSTのCREST研究は、わが国の社会的・経済的ニーズの実現に向けた文部科学省が定めた戦略目標に対して、JSTが研究領域を設定しインパクトの大きなイノベーションシーズを創出するためのチーム型研究です。CREST研究の代表的な例としては、山中伸弥京都大学教授の「iPS細胞の確立」があります。
資生堂が参画しているCREST研究の研究領域は、「数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索」です。数学領域の研究者が、医学、生物学、経済学など他分野の研究者と共同研究を行なうことで、それぞれの分野で解決が困難であった問題に数学的手段を導入し、問題を解決することを目的としています。

※詳細は下記URLをご参照ください
◎資生堂(株)2013年6月21日発表
http://group.shiseido.co.jp/releimg/2168-j.pdf

2013年06月25日 17:16

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