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麹菌発酵大豆培養物およびビフィズス菌の組合せにおける幼児のアトピー性皮膚炎への有効性を確認/ファンケル

今回、ニチモウバイオティックス株式会社と認定NPO法人 アレルギー支援ネットワーク(名古屋市中村区)と共同で、アトピー性皮膚炎を持つ幼児を対象に、麹菌発酵大豆培養物(商品名『ImmuBalance®』※1<以下、イムバランス>)とビフィズス菌と共に摂取することによるアトピー性皮膚炎への影響についての研究を、あいち小児保健医療総合センター(愛知県大府市)アレルギー科にて行いました。

『イムバランス』<以下、Ⅰ>を加えた試験食、およびイムバランスとビフィズス菌を加えた試験食<以下、ⅠB>を摂取することで、摂取開始前と比較してSCORAD※2と症状に関するアンケートのスコアともに、症状緩和傾向が認められました。

この結果、『イムバランス』は幼児のアトピー性皮膚炎の症状を緩和し、ビフィズス菌とともに摂取することで、その作用が増強される可能性が示唆されました。なお、この研究成果は、2014 年5 月9 日~5 月11 日に国立京都国際会館にて開催される『第26 回日本アレルギー学会 春季臨床大会』(会長:福井大学・真弓光文教授)にて発表いたします。以下に研究の概要および結果をお知らせいたします。

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 研究の概要
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◎研究の目的
幼児のアトピー性皮膚炎<以下、AD>患者を対象に、(Ⅰ)および、(Ⅰ)にビフィズス菌を加えた試験食(ⅠB)を摂取することで、症状が緩和できるか検証を行いました。

◎研究の方法
2012 年12 月に当科を受診した1~5 歳のAD患者を、順にⅠ群、ⅠB群へ交互に割りあて、24 週間摂取していただき、試験開始前、12 週間後、24 週間後の3 回にわたり調査を行いました。継続的に試験食を摂取できたⅠ群10 名、ⅠB群9 名を対象とし、SCORAD、幼児の症状・様子などに関する独自のアンケート(全9 問、5 段階評価)を保護者の方に回答いただき、ADの症状緩和傾向について検討しました。

【 用語解説 】
※1:麹菌発酵大豆培養物(商品名『ImmuBalance®』)・・・
脱脂大豆を、ニチモウバイオティックス株式会社独自の麹菌発酵技術によって製造された、麹菌発酵大豆培養物。製造特許〈ニチモウ〉:日本特許:2696057 号、3014145 号、US Patent 5885632、EP Patent 0682877

※2:SCORAD・・・
AD重症度判定基準。皮疹の範囲、各皮疹の重症度(紅斑、浮腫/丘疹、浸出液/痂皮、掻破痕、苔癬化、皮膚の乾燥)、自覚症状(痒み、不眠)をスコア化する。

【お問合せ】
株式会社ファンケル
社長室 IR・広報グループ 三澤 敬之 ・ 油井 紀理子
〒231-8528 横浜市中区山下町89-1
TEL:045-226-1230/FAX:045-226-1202

※詳細は下記URLをご参照ください
◎株式会社ファンケル 2014年5月9日発表
http://www.fancl.jp/company/news/pdf/20140509daizutoatopi-.pdf

◎株式会社ファンケル オフィシャルサイト
http://www.fancl.jp/index.html

2014年05月09日 10:18

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