エボニック インダストリーズは、アジア、中東、マグリブ地域の顧客の要求に対応するため、エッセンとデュイスブルクの同社工場のイスラム法適合状況審査を依頼しました。2013年11月15日の時点で、エッセンとデュイスブルクのエボニック インダストリーズ工場は「不純物がない状態(tahir)」と分類され、イスラムの儀礼規則に準じて許可を取得し、「ハラール」と評価されました。
ハラール(アラビア語で「許容可能」の意味)は、イスラム法をもとに使用または実施が許可される物品または行為をいいます。これはイスラム法によって認められている飲食物だけでなく日常生活の全ての物事を対象としています。またイスラム教徒は、全ての食物や化粧品、医薬品をはじめ食品以外の品物も「ハラール」でなければなりません。
エボニック インダストリーズのエッセン工場は、そこで製造する製品すなわちコカミドプロピルベタイン、各種のエステル(ソルビタンエステル、グリセリルおよびポリグリセリルエステル、グリコールエステル、ショ糖エステル、エモリエントエステル)、脂肪アルコールエトキシレートにハラール認証を受けています。デュイスブルク工場では、ハラール認証は様々なエステル(グリセリルおよびポリグリセリルエステル、ショ糖エステル、エモリエントエステル)、リシノール酸亜鉛に適用します。
これらの製品は、イスラム法で不純(najis)扱いとされる添加物を一切含有せず、いかなる不純物(najasat)をも原料とせず、生産工程においていかなる不純物にも接触しません。既存の添加物一覧と追加詳細書類、さらに2013年11月7日のエッセン、デュイスブルク両工場訪問にもとづき、イスラム教の専門家が上記の添加物の有無を確認しました。
「同社はこの認証取得によって、新興国市場でのパーソナルケア向けのオレオケミカル由来原料のビジネスチャンス拡大に向けて重要な一歩を踏み出しました」(パーソナルケア事業部門の製品コンプライアンスシニアマネジャー、Dr.クラウス・ジェニ)
今回のハラール認証の発行元であるm-haditec GmbH & Co Kommanditgesellschaftは、イスラミックセンター・ハンブルク(イマーム・アリ・モスク)、Islamisches Bildungs- und Kulturzentrum Österreich (オーストリア)、Enzyklopädie des Islam (eslam.de)、Member of Gütegemeinschaft ?al?l-Lebensmittel e.V. (RAL Gütezeichen)の提携パートナーであり、同認証をエボニックの他の工場にも授与しています。今回の認証の有効期間は1年間(2014年11月14日まで)であり、毎年更新されます。エボニック インダストリーズは認証期間中の生産工程のいかなる変更も報告する予定です。
(このプレスリリースは2013年12月16日にドイツで発表されたものの翻訳版です)
エボニック インダストリーズについて
ドイツのクリエイティブな産業グループであるエボニックは、スペシャルティケミカルの世界的リーダーです。私たちの活動はヘルス・ニュートリション、エネルギー効率化、グローバリゼーションといった世界のメガトレンドに集中しており、企業の有益な成長と企業価値の増大は私たちが目指す戦略の大事な根幹となります。エボニックは革新的なプロセスと統合的な技術プラットフォームを強みとしています。エボニック インダストリーズは世界100ヶ国以上で活動しており、2013年度は33,500人以上の社員を有し、総売上高は127億ユーロ、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は20億ユーロを計上しました。
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※詳細は下記URLをご参照ください
◎エボニック ジャパン株式会社 2014年6月
http://corporate.evonik.jp/region/japan/ja/media/news/pages/news-details.aspx?newsid=44449
◎エボニック ジャパン株式会社 オフィシャルサイト
http://corporate.evonik.jp/region/japan/ja/Pages/default.aspx