ニチモウバイオティックス株式会社は、同社の開発した発酵大豆素材である発酵大豆培養物「ImmuBalance®」が、花粉症予防効果の臨床試験において、くしゃみ、眼のかゆみ、なみだ目、鼻水、口蓋・喉の腫れの症状、および、日本版鼻結膜炎QOLが前年と比べ、およそ85%有効性が確認され、花粉症改善用素剤として10月3日に特許庁に特許権設定登録(特許第5624706号)した。
特許取得にあたり、2006年2月から4月までスギ花粉(JCP)を有する被験者7名に対してオープンラベル臨床試験を実施した。各参加者は一日あたりの経口量1.0~2.0gの「ImmuBalance」を3ヶ月投与された。
これには熱殺菌したラクトバクテリア1.8×1010/gが含まれている。6名の参加者(男性4名、女性2名、年齢26~55歳)が3ヶ月のサプリメント摂取を完了した。1名の参加者はJCP特異IgEのRASTスコアが2UA/mL未満であったため、本試験から除外した。各参加者が前年のJCP臨床症状を日本の2002年版鼻アレルギー診療ガイドラインにて、0から4までの5段階のスコアで自己評価した。自己評価による花粉シーズンのピーク期での全体平均症状スコア(1.7±0.3)は、前年(3.5±0.2;P<0.01)と比べ有意的に改善したことが示された。
更に、花粉シーズンのピーク期のくしゃみおよび鼻汁の平均スコアも前年と比べ有意的に改善した。下鼻甲介粘膜の浮腫および色調ならびに鼻汁の分泌量および性状に関するスコアがベースラインと比較し花粉シーズンのピーク期に有意的に上がることはなかった、およそ85%有効性が確認された。この試験結果は、「ImmuBalance」が花粉症改善に有意に低減することを示唆し、花粉症に困っているヒトに届けたいと考えている。
「ImmuBalance」は、プロバイオティクス作用だけではなく、プレバイオティクス作用および直接生体に作用するバイオジェニックス作用を有していることから、それら3つの作用の相乗効果によりアレルギーから脱感作(過敏性を除去)させる。そのアレルギー脱感作は、一般の乳酸菌製品より顕著な効果を期待できると思われる。
【お問合せ先】
ニチモウバイオティックス株式会社
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※詳細は下記URL(またはPDF)をご参照ください
◎ ニチモウバイオティックス株式会社 2014年10月27日発表
http://www.nichimo.co.jp/pdf/141028.pdf
◎ニチモウバイオティックス株式会社 公式サイト
http://junpukai.or.jp/