Bluetooth、NFC通信機能搭載で測定データを転送できる上腕式血圧計を発売/オムロンヘルスケア

オムロンヘルスケア株式会社は、Bluetooth通信とNFC通信機能を搭載し、測定データをiPhoneやAndroidスマートフォンで簡単に転送して専用アプリで管理することができる「オムロン上腕式血圧計 HEM-7280C」（以下HEM-7280C）を2月6日から発売します。

高血圧症は日本人に最も患者数が多い生活習慣病で、推定患者数は約4,300万人といわれます。厚生労働省が2012年に実施した「国民健康・栄養調査」によると、男性の41.8％、女性の28.4％が高血圧と分類されます*1。年齢が高くなるほど高血圧の比率は高まりますが、2009年の同調査と比較すると、高血圧と分類される人は30代の男性で3.7％、40代の男性で1.4％増加しており、健康管理・疾病予防のためには、壮年期から家庭で毎日血圧を測定し、血圧の変化を管理していく重要性が高まっています。

このたび発売するHEM-7280Cは、同社の家庭用血圧計としては初めて、BluetoothとNFCの両方の近距離無線通信技術を搭載した上腕式の血圧計です。測定データはiPhoneやAndroidスマートフォンで簡単に転送し、健康サポートサービス「ウェルネスリンク」を活用してスマートフォン専用アプリ「からだグラフ」やパソコンで血圧の変化をグラフで管理することができます*2。また、別売品の通信トレイ（HHX-IT4）を使って、USBケーブルで測定データをパソコンに転送することも可能です。
本体には、バックライト機能搭載のブラック液晶画面を採用しているので、測定結果をはっきりと確認することができます。また、測定の開始・停止時に押す「測定／停止」スイッチは、周囲が青く光るLED付きなので、暗い部屋の中でも簡単に使えます。
測定を開始すると、カフが適切な強さで正しく巻けているかをチェックし、結果をマークで表示。正しく測定ができたかどうかがひと目でわかり、安心して毎日の血圧測定を行えます。

同時に、測定人数や機能の異なる「HEM-7270C」も発売いたします。
なお、HEM-7280C、HEM-7270Cともに、松阪工場（三重県松阪市）での製造です。

*1日本高血圧学会による血圧の分類のうち、高血圧とされる「Ⅰ度高血圧」「Ⅱ度高血圧」「Ⅲ度高血圧」に分類される人数の割合
*2ウェルネスリンク、アプリのご利用には、NTTドコモとオムロンヘルスケアが共同出資するドコモ・ヘルスケアの健康サービス「WM（わたしムーヴ）」への会員登録（無料）が必要です

■販売価格：オープン価格

■販売目標： HEM-7280C・HEM-7270C　　2機種合計　7万台（発売後1年間）

■主な仕様：
販売名 HEM-7280C ：オムロン上腕式血圧計 HEM-7280 シリーズ
HEM-7270C ：オムロン上腕式血圧計 HEM-7270 シリーズ
表示方式：デジタル表示方式
測定方式：オシロメトリック法
測定範囲：圧力：0～299mmHg 、脈拍数：毎分40～180拍
電源：
単3形アルカリ乾電池 4個、専用ACアダプタ
電池寿命：
約300回（単3形アルカリ乾電池 4個使用時、室温23℃、170mmHg加圧、腕周27cmの場合）
通信方式：
NFC-F（ ISO／IEC 18092準拠）、
Bluetooth Version 4.0（ Low Energy support）
本体質量：
HEM-7280C ：約365g（電池含まず）
HEM-7270C ：約330g（電池含まず）
外形寸法：幅 115×高さ 86×奥行き 145mm
付属品：
腕帯（対象腕周：17～36cm）、専用 AC アダプタ、お試し用電池（単3形アルカリ乾電池4個）、収納ソフトケース、取扱説明書（品質保証書付き）、医療機器添付文書、EMC技術資料
医療機器認証番号：
HEM-7280C ：226AABZX00160000
HEM-7270C ：226AABZX00161000