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甘草由来グリチルレチン酸誘導物質の黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性の検討<学会発表告知>/丸善製薬

丸善製薬株式会社は、2015年3月26日(木)~3月28日(土)に岐阜県で開催される第88回日本細菌学会総会において、鹿児島大学大学院との共同研究の成果発表告知を行ないました。

開催場所:長良川国際会議場
開催期間:2015年3月26日(木)~3月28日(土)
ポスター掲示期間:3月27日(金)10:30~3月28日(土)11:15
討論時間: 3月28日(土)11:15~12:15

[演題]
甘草由来グリチルレチン酸誘導物質の黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性の検討

[発表概要]
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)は皮膚や鼻腔などの常在細菌のひとつですが、とびひ等の皮膚疾患の原因となり、アトピー性皮膚炎を悪化させます。また、薬剤耐性能を獲得しやすいことも問題となっています。一方、甘草から抽出・精製されるグリチルリチン酸のアグリコンであるグリチルレチン酸に、この細菌に対する抗菌作用があることは知られていましたが、グリチルレチン酸から合成される誘導体の抗菌作用については報告がありませんでした。そこで今回、グリチルレチン酸誘導体についても抗菌性を評価しました。その結果、3-サクシニルオキシグリチルレチン酸二ナトリウムにグリチルレチン酸と同等以上の増殖抑制作用が確認されました。また、これらの物質はアミノグリコシド系の抗生物質と併用することで抗生物質の抗菌作用を増強し、細菌の増殖を抑制するために必要な抗生物質の量を減少させることがわかりました。

※詳細は下記URLをご参照ください。
◎丸善製薬株式会社 2015年2月23日発表
http://www.maruzenpcy.co.jp/news/150223.html

◎丸善製薬株式会社 公式サイト
http://www.maruzenpcy.co.jp/

2015年02月23日 17:12

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