ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社は、グループの創業 100 周年となる 2029 年を見据えた新中期経営計画の実現に向け、国立研究開発法人理化学研究所(以下、「理研」。本部:埼玉県和光市、理事長:松本紘)と共同研究契約を締結しました。
発生・再生分野の最先端研究機関である理研多細胞システム形成研究センター(CDB) 細胞外環境研究チーム(チームリーダー:藤原裕展)とともに、皮膚再生に関わる基礎研究及び技術開発に取り組み、ポーラ化成工業の強みである肌科学研究分野のさらなる発展・強化を図ります。
そして特にエイジングの肌悩みであるシワやタルミの改善につながるような美容分野や医療関連分野における独自価値の創出を目指します。
■経緯
ポーラ・オルビスグループは、2029 年に向けた長期的な成長を目指し、今年度より新グループ理念として「感受性のスイッチを全開にする」を策定するとともに、新たな長期ビジョンの実現に取り組んでいます。ポーラ化成工業は、2016 年 7 月に史上初となる、「シワを改善する」効能の医薬部外品 「ポーラ リンクルショットメディカルセラム」(2017 年 1 月発売)の製造販売承認を取得するなど、以前より業界の常識を覆すような革新性の高い研究成果を生み出してきました。今後さらに、グループの強みである「感性溢れる独自価値の提供」を実現するため、これまで以上に最先端・異分野の様々な外部機関との連携を図り、オープンイノベーションを強化・推進していきます。
■共同研究の概要について
1. 研究目的:皮膚及び皮下組織の再生のメカニズム解明
2. 研究内容:最新の遺伝子解析やイメージング技術などを用い、皮膚を再生・制御する仕組みを解明する
■理化学研究所について
国立研究開発法人理化学研究所は、産業の発展のために基礎科学研究と応用研究を行う財団法人として 1917 年(大正 6 年)に創立。2015 年 4 月には国立研究開発法人となり、日本で唯一の自然科学の総合研究所として、国と時代の要請に応えながら、物理学、工学、化学、計算科学、生物学、医科学など幅広い分野で先導的な研究を推進。研究成果を社会に普及させるため、大学や企業との連携による共同研究、受託研究等を実施しているほか、知的財産等の産業界への技術移転を積極的に実施。理研 CDB 細胞外環境研究チームは、細胞外環境による皮膚の発生・再生の制御機構に関して、幹細胞とその周辺環境との相互作用に着目した研究を精力的に進めている。
【詳細は下記URLをご参照下さい】
・ポーラ化成工業株式会社(2017年3月28日発表【URL】)
・ポーラ化成工業株式会社 公式サイト(企業情報)