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ヨーロッパ初の研究拠点「 研究所 フランス分室 」 をリヨンに設置/コーセー

株式会社コーセーは 7 月 31 日、EU・フランスのCTIシーティーアイ BIOTECHバイオテック 社※1(本社:フランス リヨン市、 代表取締役社長:ニコ フォラズ、会長:コリン マクグキン)の保有する研究用施設に、コーセーの欧州初の研究拠点となる「研究所 フランス分室」を設置※2 することを決定しました。

フランス分室には同社の研究員が 2017 年 10 月より常駐し、現地での研究活動を通じて、老化メカニズムを初めとする皮膚科学研究の進展や、化粧品技術への展開を通じた新たな価値創造を目指します

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欧州では、最先端の皮膚科学研究が活発に行なわれており、特に新規有用成分の開発や有効性・安全性の評価技術の研究で、世界の開発トレンドをリードしています。中でも今回「フランス分室」が設置されるリヨン市は、海外企業の拠点を含めた先進的なライフサイエンス研究施設が集積する、研究環境の整った地域です。

CTI BIOTECH 社は、2009 年の設立以来、幹細胞研究と再生医療分野のパイオニアであることから、今回その設備及び技術を同社が利用可能となるメリットが大きく、研究の進展の加速が期待されます。またコーセーは 2014 年よりリヨン市民病院※3 と、再構築皮膚モデルを用いた共同研究を行なっており、今回を契機にさらに現地で研究を進める計画です。 同社は「英知と感性を融合し、独自の美しい価値と文化を創造する。」を存在理念として掲げています。

欧州・フランスはその「英知と感性」の両面で世界的文化発信地としての長い歴史があり、化粧品市場としても有数の規模を誇っています。リヨンへの研究拠点設置を第一歩とし、その設備や立地、現地の環境を活かしながら、オリジナル性の高い皮膚研究を進めます。また同社は、「VISION 2020」において、「世界で存在感のある企業への進化」を掲げており、その中で、価値創造の要となる「モノづくり」体制の強化を行なっています。

研究開発においては、現在、東京都北区王子地域に基盤研究所(仮称)を建設中※4 で、2019 年 3 月には国内研究拠点を、本社機能とも連携しやすい近接したエリアに集約する予定です。多面的な研究環境の整備によってさらに研究開発力を高め、新たな付加価値の創造に取り組み続けることで、グローバルな事業に活かしていきます。

※1 CTI BIOTECH 社について
・最高経営責任者(CEO) Dr. Nico Forraz (ニコ フォラズ)
・会長兼最高科学責任者(CSO) Colin McGuckin (コリン・マクグキン)
・設立 2009 年
・所在地 Bâtiment A16-5 Avenue Lionel Terray 69330 Meyzieu-LYON
・WEB サイト www.ctibiotech.com
2009 年に Pr. Colin McGuckin と Dr. Nico Forraz によって設立された再生医療分野のパイオニアです。成人由来の幹細胞を使って人工肝臓組織を世界で初めて作成。フランスでの癌研究コンソーシアム(IMODI)に参加し、BioBank として幅広い年齢層のさまざまな生体組織をストックしています。またこれまでに肝臓、腎臓、神経、骨、血液、免疫、血管、皮膚、角膜など数多くのヒト組織の再構築技術を開発しています。

※2 「研究所 フランス分室」について
・名称 研究所 フランス分室 (日)、 KOSÉ R&D France (英・仏)
・駐在者 コーセー研究所 研究員 1 名
・所在地 5, 5 bis et 5 ter Avenue Lionel Terray 69330 Meyzieu-LYON
・開設 2017.10. ~

※3 国立リヨン市民病院について
・名称 Hospices Civils de Lyon
・所在地 3 Quai des Célestins 69002 Lyon
・WEB サイト http://www.chu-lyon.fr/fr
フランスで 2 番目の規模の大学病院

※4 日本の基盤研究所の建設
下記ニュースリリースをご参照ください。
コーセー、「基盤研究所」を建設 創業 70 周年を機に、研究開発拠点を再編 (2016.3.2)
http://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2016/03/2016030202.pdf

【※詳細は下記URLをご参照下さい】
株式会社コーセー  2017年7月31日【PDF】発表
株式会社コーセー  公式サイト

2017年08月01日 16:35

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