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「予期せぬたるみ原因」について発表 /ポーラ化成工業

ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社は、10月 23 日~25 日に韓国・ソウルで開催される第 24 回国際化粧品技術者会連盟(以下 IFSCC)中間大会(Conference)において、ポスター発表を行います。発表する内容は、今後 ポーラ・オルビスグループの商品開発に応用される予定です。

IFSCC には、世界 64 カ国・総会員数 15,000 名以上が加盟しており、加盟者は年々増加しています。化粧品技術者・研究者にとって最も権威のある学会であり、これまでの受賞内容は化粧品の最先端技術として応用・実用化され、化粧品市場の発展を支えてきました。

IFSCC には世界大会(Congress)及び中間大会(Conference)があり、世界大会は 2 年に 1 回、西暦偶数年に開催されますが、今回開催される中間大会は西暦奇数年に開催され、特に若手の教育育成及び規模の小さな会員国からの参加を促すことを目的として開催されております。今回の発表は、2015 年にスイス・チューリッヒで開催された第 23 回中間大会の口頭発表部門にて最優秀賞を受賞した内容の継続研究になります。

■論文タイトル:『血液成分~顔のたるみの予期せぬ原因を発見~』
英文名:
A serum protein, an unexpected player inducing the skin sagging,and a proposed measure for improving the facial sagging

発表者:
ポーラ化成工業(株) 肌科学研究部 大石 貴矢、坂田 綾、宍戸 まゆみ、平河 聡

概 要:
一般的に、皮膚の老化は、紫外線などの外部環境が主な原因と考えられていますが、たるみに ついては、血液中の成分も原因となっていることを新たに突き止めました。肌の奥、皮下組織では、皮膚支持帯(Retinacula Cutis: RC)という頑丈な線維が張り巡らされて肌を支えており、RC が劣化することによりたるみを引き起こします(*)。一方、皮下組織には、血管が網目状に存在することから、RC に対する血液成分の影響を調べたところ、血中の「酸化 LDL」が皮下の脂肪細胞に働きかけて RC に悪影響を及ぼすことが分かりました。本成果により、脂肪細胞や血液成分をターゲットとすることで、新たなたるみの改善につながることが期待されます。

*2015 年 IFSCC チューリッヒ大会 にて報告

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■本件に関するお問い合わせ先
(株) ポーラ・オルビスホールディングス コーポレートコミュニケーション室
Tel 03-3563-5540
Mail webmaster@po-holdings.co.jp

【詳細は下記URLをご参照ください】
ポーラ化成工業株式会社  2017年10月16日【PDF】発表
ポーラ化成工業株式会社  公式サイト

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2017年10月16日 17:05

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