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フランス化粧品素材ディストリビューターの買収について/住友商事

住友商事株式会社(以下「住友商事」)と、フランスにおいて化粧品素材ディストリビューター事業を行うSACI-CFPA(本社:フランス パリ、代表者:Dr.Marie-Anne Collignon-Le Bouedec、以下「SACI-CFPA社」)は、SACI-CFPA社の株式を住友商事が約90パーセント取得することに合意しました。

欧州の化粧品市場は、約780億ユーロの売上高を誇り、北米に並ぶ世界最大市場です。今後も年率約3パーセントの安定成長が見込まれています。また、世界的に有名な化粧品ブランドの多くは欧州に本拠地を置いており、欧州は化粧品トレンドの発信地となっています。

SACI社は、欧州市場の中心地であるフランス市場において、化粧品メーカー向けに素材の販売や処方の開発、提案を行っており、化粧品素材専業のディストリビューターとしては欧州トップの規模を誇ります。特に、マルチナショナルブランドをはじめ、300社以上に化粧品素材を販売しているほか、欧州で特に需要が高い天然由来の素材の取り扱いが多い点に特長があります。

住友商事は、米国のプレスパース社、ブラジルのコスモテック社の買収や、100%子会社のSummit Pharmaceuticals Europe(SPE社)によるドイツ協和発酵バイオの欧州化粧品原料事業の譲受を通じて、化粧品素材ディストリビューター事業をグローバルで展開してきました。今般のSACI社の買収によって欧州の事業基盤を強化・拡大し、世界各地の優れた化粧品素材や処方を欧州の化粧品メーカーに提供します。一方、全世界の販売プラットフォームを活用し、顧客の声を集約しつつ、プレスパース社、コスモテック社、SPE社、そしてSACI-CFPA社が保有する商品ラインナップや処方開発・商品開発ノウハウの世界展開を深化していきます。

美白やスキンケア、アンチエイジングなど、化粧品に求められる機能は、地域やトレンドによって今後ますます高度化、多様化していくことが予想されます。住友商事は、各地域の要望にあわせたきめ細かな化粧品素材事業を行い、化粧品メーカーのグローバルパートナーとして、世界中の化粧品ユーザーの美容と健康に対するニーズに応えていきます。

■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に「地域と産業の発展への貢献」、「快適で心躍る暮らしの基盤づくり」に資する事業です。

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【詳細は下記URLをご参照ください】
住友商事株式会社   2019年4月1日発表
住友商事株式会社   ホームページ

 

 

2019年04月02日 13:54

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