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『東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点』開設のお知らせ/ユーグレナ

株式会社ユーグレナは、国立大学法人東北大学と、微細藻類ユーグレナ(以下「ユーグレナ」)の機能性研究をテーマとした共同研究を推進してきました。そしてこの度、メディカル分野へ研究領域を拡張するため、東北大学と新たに共同研究契約を締結し、東北大学病院の中に「東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点」を開設します。同社は同研究拠点の開設により、東北大学病院と協働して、より積極的にメディカル分野における研究開発を目指します。

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■ 『東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点』について
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■背景
現在、新型コロナウイルス感染症などの対策を具体的に実施するための行動という観点から、免疫に関連する研究開発のニーズが世界的に高まっています。同社はこれまで、免疫関連の研究に鋭意取り組んできており、ユーグレナに含まれるβ-1,3-グルカンの一種であるパラミロンが免疫機能に関与しインフルエンザ症状を緩和する※1等の効果を確認するなど、複数の研究開発の実績を有しています。2019年からは、同社執行役員研究開発担当の鈴木健吾が東北大学の特任教授(客員)に就任し、同大学の未来型医療創造卓越大学院プログラムを通じてメディカル分野の技術開発と社会実装に従事し、ヘルスケア領域の技術開発への寄与に取り組んでいます。

今次、同社はこれまでに取り組んできたメディカル分野の研究をさらに拡張する目的で、東北大学病院との共同研究を実施することとしました。その中で同大学病院内の研究開発実証フィールドであるオープン・ベッド・ラボ※2に、「東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点」を新たに開設しました。同研究開発拠点の開設により、同社は東北大学病院の研究開発インフラを活用し、メディカル分野の研究開発活動を加速させます。

※1 2017年11月1日リリース https://www.euglena.jp/news/20171101-2/

※2 東北大学病院病棟の一部をテストサイトとして企業に提供し、医療機器や医療システム・サービスなどの共同研究開発を実施する課題解決型研究開発実証フィールド。入居企業は、東北大学病院の現場にある医療・ヘルスケアの視点を取り入れることで、医療現場が受け入れやすい製品やサービスの開発や実用化が可能となる。https://www.shp.hosp.tohoku.ac.jp/OBL/

■拠点の住所:〒980-8574 仙台市青葉区星陵町1-1 東北大学病院西病棟15階
■契約期間:2020年10月1日~2023年3月31日(予定)


『東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点』(オープン・ベッド・ラボ)イメージ写真(提供:東北大学病院)

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■ 共同研究の実施について
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同社と東北大学は「東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点」における共同研究にて、下記の領域に関する研究開発活動の実施を予定しています。

■免疫機能研究
免疫応答の機能に関する動物細胞試験やヒト臨床試験において、各種サンプルのオミクス解析等を実施し、作用機序等を明らかにすることを目指します。

実施予定の研究テーマ:
◎ 硫黄化合物を中心としたメタボローム解析を用いた免疫関連バイオマーカーの探索(研究協力:国立大学法人筑波大学 生物機能科学専攻 応用微生物学 大津研究室)
◎ 幹細胞を用いた免疫応答の機能評価(研究協力:マイキャン・テクノロジーズ株式会社)
◎ 免疫訴求プロダクトの処方検討(研究協力:株式会社ファーマフーズ)

■メディカル領域研究
ワクチン、デバイス、医療システムなどの実用化技術シーズを、医薬品、医療機器、再生医療等の技術として実用化を行うための開発を目指します。

実施予定の研究テーマ:
◎ マイクロニードルを活用した医療機器の開発(研究協力:シンクランド株式会社)
◎ 新型コロナウイルス感染症に対するワクチン開発(研究協力:KAICO株式会社)

■研究シーズのインキュベーション(ヘルスケア分野、メディカル分野における投資育成事業調査)
東北大学にある、各種技術シーズのメディカル分野への応用可能性を調査し、対象技術の事業価値評価やハンズオン投資の可能性を検討します。(パートナー:リアルテックホールディングス株式会社)

【詳細は下記URLをご参照ください】
株式会社ユーグレナ 2020年10月1日【PDF】発表
株式会社ユーグレナ 公式サイト

2020年10月01日 15:23

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