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筋肉の細胞に働きかけ「マイオネクチン」を増やすエキスを発見 「マイオネクチン」に、シミなどの予防・改善につながる複数の働きを確認/ポーラ化成工業

ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社は、筋肉から放出されメラニンの生成を抑制する成分「マイオネクチン※1」の研究を進め、新たに以下を発見しました。

(1) マンゴージンジャーエキス(補足資料 1)が筋細胞でのマイオネクチン産生を増やす
(2) マイオネクチンは皮膚の細胞において、メラニン生成の抑制以外にも「炎症因子の抑制」や「メラニンキャップの分解促進」など、シミなどの色素沈着予防・改善につながる複数の働きを持つ

これらの研究結果から、全身のシミなどの悩みの軽減にマイオネクチンの働きが利用できると考えられます。同成果は、ポーラ・オルビスグループから発売される製品・サービスに活用されます。

※1 骨格筋で作られるホルモンの一種。メラノサイトに働きかけ、メラニンの生成を抑制することが明らかとなっている。
参考リリース: 「美肌体質の秘密-筋肉が“鍵”を握ることを発見」(2018 年 9 月 25 日) http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20180925_3.pdf

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■筋細胞に働きかけマイオネクチンの産生を促進するエキス
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マイオネクチンは、筋肉量が多いほど多く作られることが知られています。しかし、筋肉を増やすことは容易ではありません。そこで、筋肉量が同じでもマイオネクチンがより多く分泌されるよう、筋細胞の働きを助けてくれる素材を得たいと考えました。筋細胞を使った実験でさまざまな素材を評価した結果、マンゴージンジャーエキスにマイオネクチンの産生を増やす効果があることを見出しました(図 1)。

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■マイオネクチンにはシミなどの予防・改善につながる複数の働きがあった
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マイオネクチンは血液に乗って皮膚にも届くことが分かっています。したがって、筋肉だけでなく表皮細胞にも何らかの働きかけをしている可能性があると考えました。そこでマイオネクチンの表皮細胞への影響を追求したところ、新たに、物理的刺激による炎症因子の増加を抑制する働き(補足資料 2)と、凝集したメラニン「メラニンキャップ」の分解を促進する働き(補足資料 3)を併せ持つことを突き止めました。これらの発見により、マイオネクチンは複合的にシミなどを抑制していることが示唆されました(図 2)。

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■全身のシミなどの抑制にマイオネクチンが活躍
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同研究から、マイオネクチンの働きの解明が大きく進みました。マイオネクチンは、血流によって全身に運ばれることから、全身のシミなどの予防・改善につながっていると考えられます。

【詳細は下記URLをご参照ください】
ポーラ化成工業株式会社 2021年11月29日発表(補足資料1~3を含む)
ポーラ化成工業株式会社 公式サイト

2021年11月30日 12:36

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