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日清オイリオグループ社とJ-オイルミルズ、搾油機能の全国統合、および西日本エリアにおける搾油合弁会社設立に関する基本合意について/J-オイルミルズ

日清オイリオグループ株式会社(以下「日清オイリオグループ」といいます)と株式会社J-オイルミルズ(以下「J-オイルミルズ」といいます)は、本日の取締役会決議を経て、搾油機能の全国統合、および西日本エリアにおける搾油合弁会社設立に関して、基本合意に至りました。

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1.背景、および意義
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世界では人口の増加とそれを上回る食料需要の増加が見込まれています。加えて、気候変動による農作物の供給リスクも高まるなか、食料需給の逼迫が懸念されています。一方、日本国内においては、人口減少・少子高齢化に伴う食料需要の減少により、油脂と油粕の需要も長期的に低下することが予想されます。また、製油産業においては、今後、建設後 50 年以上を迎えた搾油設備の老朽化という大きな課題に直面することになります。

こうした環境が見通されるなか、日清オイリオグループおよびJ-オイルミルズ(以下「両社」といいます)は、将来にわたり日本の食を支えるという使命のもと、「油脂と油粕の安定的な供給」、「持続可能な国際競争力の強化」の実現と、「環境・社会課題の解決」を通して広く社会に貢献することを目的に、2021 年5月より国内搾油機能の全国統合を見据えた搾油合弁会社設立に関する検討を行っていました。両社で検討を重ねた結果、本日(2022年11月9日)、搾油機能の全国統合、および西日本エリアにおける搾油合弁会社設立に関する基本合意に至りました。

両社は、今後 50 年以上先の環境変化を見据え、国内搾油業の国際競争力強化と安定供給を長期にわたって確保する共同運営体制の構築を目指すとともに、AI や IoT の活用によるスマートファクトリー化、脱炭素社会への取り組みなど、環境・社会課題への解決にも繋がる「次世代型搾油工場」の構築に向けた取り組みを推進します。

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2.合弁会社の概要
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(1)設立時期 2023年4月を予定
(2)本店所在地 岡山県倉敷市
(3)対象工場 日清オイリオグループ水島工場(搾油工程)、J-オイルミルズ倉敷工場
(4)事業内容 日清オイリオグループおよびJ‐オイルミルズからの搾油受託事業(原油と油粕の製造)なお、合弁会社の設立にあたっては関係当局の許認可等が得られることを条件としております。

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3.各社の概要
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日清オイリオグループ株式会社
(1)所在地 東京都中央区新川一丁目23番1号
(2)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 久野 貴久
(3)主な事業内容 油脂事業、加工食品・素材事業、ファインケミカル事業ほか
(4)資本金 16,332百万円
(5)設立年月 1907年3月
(6)売上高 4,327億78百万円(2022年3月期・連結)
(7)従業員数 2,987名(2022年3月31日現在・連結)

株式会社J-オイルミルズ
(1)所在地 東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー
(2)代表者の役職・氏名 代表取締役社長執行役員 佐藤 達也
(3)主な事業内容 油脂事業、スペシャリティフード事業ほか
(4)資本金 10,000百万円
(5)設立年月 2002年4月
(6)売上高 2,015億51百万円(2022年3月期・連結)
(7)従業員数 1,361名(2022年3月31日現在・連結)

両社の間に、資本関係、人的関係ともにありません。
取引関係については、両社の搾油設備を活用した搾油工程(原油と油粕)の受委託、および、必要に応じ油糧種子や原料油脂の共同配船、原油と油粕の工場間での等価交換等を実施しています。

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4.今後の見通し
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両社は、基本合意に基づき、搾油合弁会社の詳細について協議します。また、当該合弁会社のもと、全国の搾油機能を統合することについても協議を行います。

【詳細は下記URLをご参照ください】
株式会社J-オイルミルズ  2022年11月9日発表
株式会社J-オイルミルズ  公式サイト
日清オイリオグループ株式会社  公式サイト

2022年11月10日 14:30

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