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持続可能なバイオサーファクタント(糖脂質)が 欧州レスポンシブル・ケア®アワードを受賞/エボニック ジャパン株式会社

• 特許取得済みの商業生産に対応するバイオテクノロジープロセスで生分解性かつ高純度のバイオサーファクタント(ラムノリピッド)を 世界初開発
• 糖脂質技術の革新と共同開発に向けた強力なパートナーシップ
• 「安全で持続可能な化学物質部門」を受賞

エボニック インダストリーズは、持続可能なバイオサーファクタントプラットフォームの開発が評価され、欧州化学工業連盟(Cefic)よりレスポンシブル・ケア®アワードを受賞しました。「安全で持続可能な化学物質部門」を受賞し、革新的な糖脂質技術と強力なパートナーシップの事例が評価されました。バイオサーファクタント(糖脂質)のポートフォリオを確立しており、持続可能で高性能なバイオサーファクタント(ラムノリピッド)に対する市場の需要の高まりに世界で初めて応えた企業です。

 
「サステナビリティは私たちの原動力であり、イノベーションが私たちにインスピレーションを与えます。この受賞は、バイオソリューションが持続可能な化学物質への革命の推進役となっていることをはっきりと示しています」とニュートリション&ケア部門代表ヨハン・カスパー・ガメリン(Johann-Caspar Gammelin)は述べています。

 
バイオサーファクタント(糖脂質)は、同社のバイオテクノロジープラットフォームを使って開発されています。このプラットフォームは、ライフサイエンス事業部門であるニュートリション&ケア部門の不可欠な部分となっています。ニュートリション&ケア部門は、革新的バイオソリューションを使って、原材料として生物起源の炭素を用いた炭素ループを完結させ、最終製品の生分解性を確保することにより、洗浄だけにとどまらないさまざまな分野で革命を推し進めています。

 
「パートナーと協力し、同社は、消費者向け製品市場のゲームチェンジャーとして、日用品にサステナビリティをもたらします」とケアソリューション事業部責任者ヤン・デルベ(Yann d’Hervé)は述べています。特許取得済みのバイオテクノロジープロセスで商業規模でのバイオサーファクタント(ラムノリピッド)の生産開発に世界で初めて成功しています。2022年、スロバキアにバイオサーファクタント大規模な製造工場への数億ユーロの投資を発表しました。バイオサーファクタントに対する市場の需要は高く、これらの持続可能な界面活性剤への移行が急速に進んでいます。しかしながら、バイオサーファクタントの商業生産は、生産収率が低く、回収・精製コストが高いなどの問題から、非常に困難でした。

 
同社のバイオサーファクタント(ソホロリピッドおよびラムノリピッド)は環境に優しい糖脂質であり、これらのバイオサーファクタントは、責任を持って調達された100%再生可能な原料を用い、二酸化炭素排出量の少ないバイオ発酵プロセスを通じて商業規模で生産されます。同社の糖脂質は、その強力な持続可能性プロファイルに加え、起泡性、洗浄性、可溶化性を兼ね備えており、シャンプーやシャワージェルなどのパーソナルケア用途、家庭用食器洗剤、硬質表面の洗浄、洗濯などのホームケア用途にも非常に適しています。バイオサーファクタントのさらなる用途開拓に向け、現在も検討が進められています。

 
1972年に設立されたCefic(正式名称「欧州化学工業連盟」)は、ヨーロッパ全土の化学企業の代弁者となる組織です。欧州レスポンシブル・ケア®アワードは2005年に創設されて以来、化学物質の安全な管理を向上させ、優れたパフォーマンスを実現するために、化学業界の功績を表彰してきました。

 
エボニック ジャパン株式会社 2024年2月2日 発表
エボニック ジャパン株式会社 公式HP

2024年02月02日 16:17

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