健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

薬事法有識者会議 / 設立記念パーティーを開催

「薬事法有識者会議」設立記念パーティー 「薬事法有識者会議」設立記念パーティーが2日、東京・港区のセンチュリーコートにて開催され、200名を超える人が集まった。
 まず「薬事法有識者会議」代表幹事である東洋大学法学部・林田学教授が挨拶した。国の成長と共にヘルスケアビジネスのマーケットが1兆円を超えるマーケットに急成長したことで、法律や行政が追いつかない部分があることを説明。そのため法規制に不明確な部分があり、法令遵守を図ろうとする事業者は何をどうすれば良いのか判らない状態にある現状を述べた。今後マーケットの健全なる拡大のために、基準やガイドラインを可能な限り明らかにしていく必要性を強調。こうした背景から薬事法に関する講座を設け、かつその知識の修得度を測るべく「薬事法管理者認定試験」制度を立ち上げたと述べ、資格制度をスタートさせた経緯について説明した。
 
 次に同会議の幹事、松本博医師は、ヘルスケア産業が発展していくにあたり、サプリメントの方向づけをしなければならない時がきており、そんな時代だからこそ、同資格制度は時代のトレンドであると語った。
 続いて同会議の幹事、小山裕治弁護士が、「近年規制緩和の流れをうけて、薬事法においても規制緩和が進んでいる。例えば化粧品に使用できる成分は今まで行政の許可制だったが、企業の自己判断で安全性を確認した上で使用できることとなり、その分企業の自己責任になってきた。しかしそれに対応できる受け皿が今まで無かった」と話した。同会議が業界及び各企業の受け皿として今後発展していきたいとした。
 
 「薬事法有識者会議」とは、東洋大学法学部の林田学教授を代表幹事とし、厚労省、警察庁、最高検、中医協、経団連OBなどの9名で構成される薬事法の専門化集団。国内初の薬事法資格「薬事法管理者認定者試験」を主催している。

2006年06月09日 10:00