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ファンケルが「第29期定時株主総会」を開催

0620-1.jpg(株)ファンケル(神奈川県横浜市、成松義文社長)は2009620日、横浜アリーナ(横浜市)で「第29期定時株主総会」を開催した。株主やその同伴者など、3,206人が出席した。

年々増加する出席者に対応し、今年から会場を横浜アリーナに移して開催された日本最大規模の株主総会。同社製品のファンから投資家など多くの株主が足を運んだ。

  開かれた総会を目指す同社は、大会場をフルに活用し、さまざまな展示イベントを開催。骨量測定や同社の歴史をテーマにした展示、グループ企業の活動について、などのブースを構え、株主とのコミュニケーションを図った。また、同社製品の特別価格での販売コーナーも設けられた。

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 同社の平成213月期の売上高(連結)は、前期比1.4%減の980400万円、営業利益は前期比107%減の666,600万円、純利益は前期比27.9%減の266200万円。化粧品関連事業こそ主力製品のリニューアルなどにより好調に推移したが、栄養補助食品関連事業やいいもの王国通販事業などが不振で足を引っ張る形となった。

世界不況などの影響もあり同社にとって厳しい1年となったが、成松社長は、平成223月期に創業30周年の節目を迎えることもあり「この状況をピンチではなくチャンスと捉え、引き続き顧客視点の徹底と高収益体質への転換を図るとともに新しい事業・価値創造の具現化を目指していく」と株主を前に、力強く語った。

0620-2.jpg 質疑応答では、アジアにおける経営資源の投入状況、店舗における外国人観光客への対応、発芽玄米・いいもの王国など赤字事業の今後のビジョンなどについて質問が飛んだ。総会終了後には懇親会が行われ、青汁や発芽玄米を使った料理などが振舞われたほか、同社製品を使ったデモンストレーションが行われるなど、会場は和やかなムードに包まれていた。