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来春のリブランディングへ向け全力誓う

(株)ファンケル(神奈川県横浜市、成松義文社長)成松社長が2011年1月4日、年頭訓示を行った。

昨年、グローバル化へ踏み出した同社が2011年に掲げたテーマは〝リブランディング〟。「今年は、ファンケルの無添加の価値を再構築し、グローバル展開していくリブランディングを来春に控え、その土台作りをする年」と成松社長は、グループ従業員を前に力説した。

そのために必要な施策として成松社長は「スター商品の育成」を挙げた。化粧品においてはポストマイルドクレンジングの育成、健康食品では昨年売り上げを伸ばしたダイエットサプリメント「カロリミット」の人気定着、を具体的なプランとして示した。

いかに支持を集め、それを継続させるか--。シンプルながらも難しいテーマに対し、同社では新しい販売手法、マーケティング手法へのチャレンジ、さらには研究から製品化のスピード向上など、抜本的な部分にまで踏み込み、2011年も引き続き、難題解決に取り組む。

また、従来型の通信販売のノウハウの抜本的見直しも視野に入れ、コミュニケーション方法をはじめとする新たなノウハウの構築にも着手する。その一方で、店舗販売においては、昨年販売力アップに貢献したカウンセリング力のさらなる強化などにより、販売力の一層の強化、小規模店舗の収益性改善の実現を目指す。

最後に成松社長はリブランディングの目的について触れ「〝ファンケルの強みと価値〟をあらためて正確に発信することがリブランディングの目的。創業以来30年以上に渡り積み上げてきたノウハウと経験に自信とプライドを持ち、今年1年全力で頑張ろう」と力を込め、念頭訓示を締めくくった。