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布団の”巣作り”アイテムが躍進

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(株)ヒロエンジニアリング(愛知県、山本浩嗣社長)が販売する日本初のもぐり寝専門グッズ「モグリエ」が前年同月(201012月)比約240%を記録。販売数も累計1万個を突破した。ネットショップなどで販売する。

 同製品は、誰でももぐり寝ができるよう開発された専用グッズ。布団に頭までもぐっても顔に布団がかからないU字形状や、通気フィルターなどを採用し、快適なもぐり寝をサポートする。

 同社によれば、もぐった布団内は乾燥する冬の室内でも影響を受けず、睡眠中の理想の湿度である5060%を維持。室温が5℃の場合でも顔前の内部気温は、25℃前後に調整されるという。そうしたことから、発売当初は、保湿・保温効果による美容分野での活用を想定していた。

 「当初はその保湿効果による美容分野での展開を視野に入れていましたが、蓋を開けてみれば女性だけでなく4割程度の男性が購入する予想外の結果でした。しかも、その層は若い方から年配の方まで幅広く、エコな暖房グッズとして活用いただいていることが分かりました」と同社では説明する。

 2011年に入りグッと寒さが厳しくなる中、注目度が高まるありそうでなかった就寝アイテム。就寝時のもぐり寝派は、まだ1割弱ともいわれるが、電気代が不要なエコロジーで快適な“暖房器具”の支持者は、今後拡大していきそうである。