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ナノコーティングによる最新の食中毒予防方式採用した持続型殺菌剤

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(株)染めQテクノロジィ(茨城県猿島群、清水大晋社長)はこのほど、持続型殺菌剤「ハサップガードシリーズ」を発売した。食品加工施設、病院、福祉施設、学校などへ展開を図る。

同製品は、同社独自のナノ技術を応用して開発された殺菌剤。塗料がナノ化されており、布でも錆でもどんな所にも浸透。強固に密着し、効果が持続する。

同シリーズの「ハサップガード持続スプレー」の場合、従来の洗浄後に塗布するだけで、O-111、O-157病原大腸菌、ノロウィルスなどの約660種の病原体に対し、殺菌・消毒・ウイルス不活性化効果を発揮する。その効果は、長期間持続し、洗浄殺菌作業の頻度を週一度、月一度程度に軽減。施設におけるコストダウンにも貢献する。

杏林大学医学部と共同で行った実験では、ナノ分子吸着抗菌剤が強い抗菌活性を示し、少なくとも4週間は活性の低下が認められなかったという。また、ナノコーティング剤化することで抗菌活性は安定化し、コーティング後に水洗いしても抗菌活性が失活しないことも明らかになっている。

使い方は、従来の洗浄後、専用ガンに詰め、スプレーしたい場所から10cm~20cm程度離し、まんべんなく噴霧する。

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ハサップ(HACCP)は、NASA(アメリカ航空宇宙局)が宇宙食の衛生管理のため考案した手法で、食品工業やレストランの衛生管理に応用され、現在では世界標準の食品衛生基準となっている。同シリーズは、HACCPの国内におけるパイオニア監修のもと、「工場稼動後の洗浄殺菌状態を保ち、人的・費用コストの負担を軽減できる」として、同社の独自技術を応用して、開発された。

シリーズには、持続型のほか、機械や天井・壁の錆用の「防錆スプレー」、食品脂や機械脂のつきやすい床用、宅配容器、厨房内、食品工場内のニオイ対策用の「消臭スプレー」、吸熱・放熱物質をナノ化した従業員の熱中対策用などがあり、用途の応じたラインナップが揃っている。

製品の税込価格は、2,835円(500ml)、1万5,435円(4?)、5万400円(16?)。防錆スプレーは1,575円(395ml)、床用6,615円(4?)、消臭スプレー9,450円(4?)、熱中対策9870円(4?)。

2011年06月06日 15:46