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αリポ酸協会が3回目のセミナーを開催

0621-1.jpgα-リポ酸協会は2011年6月21日、「拡がるα-リポ酸とその効果(現場からの報告)」と題し、都内でセミナーを開催した。関係者など約100人が聴講に訪れた。

同協会主催では3度目となる同セミナーでは、テーマ通り幅広い活用現場での事例報告が行われ、αリポ酸の多様な可能性が示された。また、特別講演では、日本薬科大学教授の安西和紀氏が「放射線の生体への影響とαリポ酸の効果」のテーマで、登壇した。

肥満治療の現場でαリポ酸を活用する光武産婦人科院長の光武和彦氏は、肥満の原因を「体の酸化と毒素の蓄積」とし、酸化の防止と毒素の排泄で肥満は解消すると定義。食事を重視する方法で肥満治療を行う中で、食事からの摂取が困難でずば抜けた抗酸化力をもつαリポ酸の活用により、効果的でしかも美しいダイエットを数多く実現していることを報告した。

統合医療希望クリニック院長の堀田由浩氏は、病気の治療には人間が本来持つ自然治癒力が重要であり、現代西洋医学の科学的理論だけでなく、伝統的医療の叡智との統合に新たな医療の形があることを力説。治療の現場で活用している超高濃度ビタミンC点滴療法においては、αリポ酸を配合することでその効果が大きくなることなどを解説した。

ファンクショナル・ボディアナライザーで健康運動指導士の岡誠氏は、トップアスリート、特に瞬発系のコンディショニングにおいて、トレーニング前、トレーニング中、トレーニング後のそれぞれのタイミングで何を摂るかがその後の疲労回復や筋力増強等に非常に重要であることを説明。そうした中で、αリポ酸は、アミノ酸、プロテイン、機能性成分との相性のよさやさらに炭水化物を脂肪に変えない作用があることなどから、アスリートからも摂取による効果を実感する声が多数あることを明かした。

安西氏は、福島原発事故により危惧される放射線の生体への影響について解説。その上で健康な体は放射線にも強いという観点のもと、予防的側面からサプリメントの効用について語り、αリポ酸も生体内成分として、グルタチオンなどと同様、効果が期待できるとした。

α-リポ酸協会は、α-リポ酸の健全な市場育成と市場拡大を目標とする任意団体で定期的に普及啓蒙活動を行っている。構成企業は、兼松ケミカル、オリザ油化、ヘルシーナビ、東洋発酵、立山化成、ビーエイチエヌの6社。

2011年06月21日 19:47