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『大麦若葉末』の血中中性脂肪上昇抑制作用を確認/東洋新薬

(株)東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、「大麦若葉末」による油脂負荷後の血中中性脂肪上昇抑制作用を確認し、日本食品科学工学会第58回大会(2011年9月9日(金)~11日(日)、東北大学川内北キャンパス)で発表した。

『大麦若葉末』は、イネ科オオムギの若葉部を乾燥、微粉砕加工した食物繊維を豊富に含む機能性素材。これまでに臨床試験で、便通改善作用を有することを確認しており、平成22年8月23日付けで便通改善作用を許可表示とした特定保健用食品の許可を取得している。

今回同社は、長崎県立大学大学院 人間健康科学研究科 田中一成 教授および田丸靜香 助教との共同研究において、大麦若葉末による油脂負荷後の血中中性脂肪上昇抑制作用をin vivoで確認した。

■ 発表骨子

絶食させた雄性ラットに、大麦若葉末混濁液(大麦若葉末群)、または対照として水(対照群)を経口投与し、5分後に油脂として市販の脂肪乳剤を経口投与した後、経時的に採血を行い、血中中性脂肪[注①]値を測定した。

その結果、油脂負荷2時間後または4時間後で、大麦若葉末群では対照群と比較して血中中性脂肪値における低下傾向または有意な低下がみられた。

このことから、大麦若葉末は油脂負荷後の血中中性脂肪上昇抑制作用を有することが示唆された。

〔注①〕中性脂肪

脂質の一種で、食事脂肪の摂取量が増すにつれて、血中中性脂肪値は上昇する。中性脂肪は、組織へ運ばれエネルギー源として利用されるが、余った分は組織で体脂肪として蓄えられる。

2011年09月12日 11:44