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炭プラスラボが「高機能炭によるAGEs(終末糖化産物)、アクリルアミド等の優れた吸着特性」を確認

炭プラスラボ(株)(横浜市港南区)は、同社が研究開発する「機能性ヤシ殻活性炭」「伊那赤松妙炭」に老化を促進させるAGEs(終末糖化産物)、発がん物質として取り上げられる事の多いアクリルアミド等の吸着素材として優れた特性を持つ事が、第三者機関による試験で明らかになった。

AGEsはタンパク質と糖が結合した物質で体内糖化を促し、酸化と並び老化を促進させるとされている。アクリルアミドは、ポテトチップスなどの揚げ物の中に多く生成される物質で厚生労働省や農林水産省が発がん性物質として注意喚起している。

食べることを控えるのが有効策といえるが、アクリルアミドなどは揚げ物に多いこともあり、簡単ではない。そうした中で、両物質を吸着することが分かった「機能性ヤシ殻活性炭」「伊那赤松妙炭」は、その対策素材として注目される。

AGEsについては、その溶液に各炭原料を加え、5分間撹拌。吸光度を測定した。その結果、他の市販炭製品で、2%から41%のAGEs吸着率だったのに対し、「機能性ヤシ殻活性炭」は100%、「伊那赤松妙炭」は56%を示した。

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アクリルアミドについては、その水溶液中に「機能性ヤシ殻活性炭」および「伊那赤松妙炭」各試料を添加し、30分間撹拌後、上清をフィルターでろ過。TOC計で濃度を測定した。その結果、「機能性ヤシ殻活性炭」が92%、「伊那赤松妙炭」が75%と高い吸着率を示した。

これまでにも「機能性ヤシ殻活性炭」は、第三者機関による試験管内での吸着試験で、胆汁酸の吸着率97%、食品添加物・赤色2号の色素吸着率100%、水銀の吸収率100%と、有害物質に対する優れた吸着作用が確認されており、今回新たにそのポテンシャルの高さが証明された形だ。

同社は、世界中の草木類の中から有害とされる物質に対し、優れた吸着力を持つ炭を厳選。有害物質の分子量に標準を合わせ、炭の細孔分布に独自加工技術を駆使してさらに吸着力を高めた「各種機能性炭」を設計している。

2017年04月06日 13:54