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OTC医薬品のむし歯予防薬 フッ化物洗口剤『エフコート』新発売/サンスター

サンスター株式会社は、歯科医院向け口腔ケア製品を中心に、一部を一般向けにも販売するバトラーシリーズから、OTC(Over The Counter)医薬品(要指導医薬品)のむし歯予防薬として日本初のフッ化物洗口剤『エフコート』を、2015年9月18日(金)より薬剤師のいる薬局・ドラッグストアなどで発売します。

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フッ化物(フッ素)はむし歯予防効果が高い有効成分として知られていますが、これまで日本では、洗口剤に配合することは、歯科医師から処方される医療用医薬品としてしか認められておらず、一般向けには医薬部外品のハミガキに配合した製品のみが販売されてきました。サンスターでは2006年から歯科医院向けにフッ化物洗口剤の販売を開始、医療用医薬品としての実績を積みながら一般用医薬品としての認可を求めてきました。近年、小中学校でのフッ化物洗口実施によるむし歯予防効果の高さが数多く報告され、またセルフメディケーションの推進も追い風となり、本年3月13日に日本で初めてサンスターのフッ化物洗口剤『エフコート』が要指導医薬品として承認されました。

今回発売するフッ化物洗口剤『エフコート』は、有効成分として0.05%濃度(フッ化物イオン濃度225ppm)のフッ化ナトリウムを配合しています。フッ化物洗口によるむし歯予防は、幼児から高齢者まで歯が存在する限り有効ですが、洗口(ブクブクうがい)し吐き出せる年齢も考慮して、4歳以上を対象年齢としました。1日1回食後又は就寝前に、1回量5mL~10mL(ミリリットル)を口に含み、歯面に十分にゆきわたらせるように30秒から1分間ブクブクうがいし、吐き出します。使用後は、水などで口をすすぐ必要がないため、歯面にフッ化物がしっかりとどまり、歯の再石灰化(カルシウムの歯への取り込み)を促進して、歯質を強化し、また脱灰(カルシウムの溶け出し)を抑制することで、むし歯を予防します。

■エフコート製品化の背景
日本人の歯を失う二大要因は、歯周病とむし歯(う蝕)です。近年、子供のむし歯が減りつつありますが、依然として成人になるまでに6割以上の人がむし歯を経験しています。一方で、高齢者のむし歯は増える傾向にあります。これは歯みがき習慣の向上に伴って、歯を失う人が減っている反面、残った歯がむし歯になっていると考えられます。成人・高齢者は、むし歯治療後の詰め物の隙間にむし歯菌が入り込むことによって再発する「二次う蝕」が起こりやすくなります。また、加齢や歯周病によってハグキが下がることで、歯の根元の象牙質が露出します。象牙質は酸に溶けやすいため、歯の根元にできるむし歯「根面う蝕」が進行しやすくなります。
長い人生を楽しく豊かに過ごすためには、自分の歯で食べて必要な栄養をとることが大事ですが、そのためには、歯周病対策とともに、むし歯予防にも、より手厚いケアが必要となります。むし歯予防には、食後の歯みがきで食べカスや歯垢を取り除くこととともに、常にフッ化物がお口の中にあって、歯の表面の再石灰化を促すことが望ましいとされています。フッ化物配合のハミガキの使用に加え、今回発売するフッ化物洗口剤を併用することで、フッ化物利用の機会を増やし、むし歯予防効果を一層高めることができます。

■商品仕様
商品名/エフコート
容量/250mL
希望小売価格/1,500円(税抜)
JANコード/4987261000313
※詳細は下記URLをご参照下さい
◎サンスター株式会社 2015年7月13日発表
http://jp.sunstar.com/company/press/2015/pdf/150713_2.pdf

◎サンスター株式会社 公式サイト
http://jp.sunstar.com/

2015年07月13日 15:22

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