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イミダゾールジペプチド ランナーの持久力向上を確認/日本ハム

日本ハム株式会社は、食肉に含まれる成分であるイミダゾールジペプチド※(以下、イミダ)の研究を推進しています。

今回は「イミダゾールジペプチド摂取が中長距離選手におけるコンディショニングおよび運動パフォーマンスに及ぼす影響」についての研究を環太平洋大学と共同で実施し、第30回ランニング学会大会に発表しました。また本研究成果は、専門学術誌「ランニング学研究」に発表抄録を掲載予定です。

※イミダゾールジペプチドとは
動物の筋肉に多く存在する成分で、カルノシン、アンセリン、バレニン等のジペプチドの総称です。食材としては、鶏ムネ肉に多く含まれています。ヒトの筋肉にも含まれており、イミダが多いヒトは運動パフォーマンスが高いことが確認されています。

イミダは、その構造から、短距離走や筋力トレーニングのように瞬間的に強い力を必要とする無酸素運動に効果があると言われています。一方で、イミダを摂取した長距離選手からも「疲労感がいつもより少なくなった」「自己ベストが出た」等の体感のお声を多くいただいており、弊社では、マラソンやサイクリングなどの持久力を必要とする有酸素運動に対する効果も検討してきました。

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被験者:環太平洋大学陸上部(中長距離)。
被験者は自分がイミダを含んだ試験食品を摂取しているか分かっていません。

今回の研究では、中長距離を専門とする大学生を被験者とし、1週間のイミダ摂取が有酸素運動にもたらす効果を調査しました。イミダを摂取する前に比べて、摂取後は被験者の運動継続時間が延長、有酸素能力の指標が向上していました。つまり、イミダはマラソンやジョギングなどの有酸素運動をする方にとって、持久力(スタミナ)を向上させる有益な成分であることが考えられます。

【詳細は下記URLをご参照ください】
日本ハム株式会社    2018年5月29日発表
日本ハム株式会社   ホームページ

 

2018年05月31日 13:55

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