株式会社コーセーは、ブラジルの現地法人であるコーセーブラジル(KOSE BRASIL COMERCIO DE COSMETICOS LTDA.、所在地:ブラジル サンパウロ州、代表者:柳井 陸仁)より、コーセーを代表するヘアケアブランド『スティーブンノル ニューヨーク』の商品(15品目 15 品種、価格 99~240BRL※1)を 2017 年 8 月から発売し、同社グループとして初めてブラジル化粧品市場に進出しました。
※1 1BRL(ブラジルレアル)=34.91 円(2017 年 8 月 31 日時点)として日本円換算で、3,456~8,378 円
『スティーブンノル ニューヨーク』は、ニューヨークのトップヘアスタイリストであるスティーブン・ノル氏が監修し、コーセーの高い商品開発力を結集した、健康で美しい髪へ導くヘアケアブランドです。この度、ブラジル化粧品市場の成長性に着目し、ニーズに合わせて現地の美意識の高い女性を主要ターゲットとし、都市部のサンパウロとリオデジャネイロを中心とする、高級ヘアサロンや高級化粧品専門店にて取扱いを開始しました。ブラジルでは、ストレートパーマやヘアカラーを行っている女性が多く、ダメージヘアやカラーヘア対応の商品に高い関心があることが特徴です。
このような背景から、導入時には現地女性の嗜好性が高い、髪質や髪悩みに対応する商品から導入をはじめます。今回、取扱いを開始する商品は、日本国内で 2015 年から製造・販売している、ダメージヘアをケアするメインアイテムの中から、シャンプー、コンディショナーなどのインバス商品や、ヘアオイルなどのアウトバス商品など、「Made in Japan」の高品質なヘアケア商品を揃えました。
■ブラジルの化粧品市場の特徴■
2016年、世界の化粧品市場のうち、ブラジルは約6.7%※2(約2.9兆円)を占める、世界第4位※3の規模となっています。また、2016年のブラジル化粧品市場は、2011年比で148.3%※2と中国を上回り、今後の市場拡大が大いに期待されています。さらに、ブラジルの化粧品市場全体に占めるヘアケア市場の比率は約22.0%※2で、世界の化粧品市場規模上位国※3と比べて高く、ヘアケア商品への需要がとても高いことが特徴です。
※2 小売(金額)ベース
※3 1位:アメリカ、2位:中国、3位:日本※2、3ともに、Oral Careを除くBeauty&Personal Careのデータです。データは全てユーロモニターより出典。
■コーセーのグローバル展開とブラジル進出 ■
同社はさらなる成長へ向け「グローバルで存在感のある企業への進化」を目指し、中期基本戦略として「世界に通用するブランドの育成」を掲げて、世界のお客さまへ向けたブランド展開を進めています。その施策において新たな展開国の検討と、現地市場と親和性の高いブランドの選定を行い、今後の大きな成長が見込めるブラジルに、コーセーの代表的なヘアケアブランドである『スティーブンノル ニューヨーク』を販売していくことを決定しました。その後、現地法人の販売子会社コーセー ブラジル(KOSE BRASILCOMERCIO DE COSMETICOS LTDA.)を 2016 年 3 月に設立。ブラジル化粧品市場への進出準備を進めてきました。今回のブラジルでの販売開始により、グループ連結としての海外事業展開は、30 の国と地域※4 となります。コーセーは、今後も引き続き、グローバルでの存在感の拡大に向けた取り組みを進めてまいります。
※4 中国、台湾、韓国、香港、マカオ、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、ラオス、米国、カナダ、オーストラリア、イタリア、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、ベルギー、ノルウェー、デンマーク、インド、ネパール、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、カタール、ブラジル (2017 年 9 月 7 日現在)
【詳細は下記URLをご参照下さい】
・株式会社コーセー 2017年9月7日【PDF】発表
・株式会社コーセー 公式サイト