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「鶏肉から高純度イミダゾールジペプチド食品素材の開発」文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞/東海物産

東海物産株式会社は「鶏肉から高純度イミダゾールジペプチド食品素材の開発」について、文部科学省が主催する平成30年度文部科学大臣表彰 科学技術賞 技術部門(旧科学技術庁長官賞)を受賞しました。授賞式は4月17日(火)に文部科学省の講堂において行われる予定です。

科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲や科学技術水準の向上に寄与することを目的とし文部科学大臣が表彰するものです。

現在、鶏肉などに含まれているイミダゾールジペプチド(アンセリン、カルノシン)は疲労軽減効果のある機能性食材として注目されています。

今回受賞した技術は、従来の水分除去による濃縮や、イオン交換処理のみによる精製法では除去できなかった鶏肉や魚肉中の不要な成分(クレアチニンやナトリウム等)を、成分の電気的な状態の違いで分離するイオン交換処理技術と、膜分離技術(限外ろ過とナノろ過)を組み合わせることにより除去し、目的成分のイミダゾールジペプチドを効率的に精製することを可能にしたものです。

この結果は、イミダゾールジペプチドの機能性を活用した健康維持・増進に貢献するとともに、従来は廃棄されていた採卵鶏の廃鶏や戻りサケの有効活用を可能にし、農林水産資源の高付加価値化に寄与しています。

東海物産は、今後も分離精製技術の研鑽を積み、更なる技術開発を進め、健やかな長寿の実現に向けた研究開発に取り組みます。

【受賞内容】
受賞名/平成30年度文部科学大臣表彰 科学技術賞(技術部門)

受賞者/
鍋谷浩志(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)
萩原昌司(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)
柳内延也(東海物産株式会社 特別研究員)
塩谷茂信(東海物産株式会社 食品研究所)

業績名/鶏肉から高純度イミダゾールジペプチド食品素材の開発

主要特許/特許第5142126号「抗酸化性ジペプチドの製造方法」

主要論文/「チキンエキスからの機能性ジペプチドの抽出・精製とその利用」膜学会誌、vol.32(4)、P.197~202、2007年4月発表

【詳細は下記URLをご参照ください】
東海物産株式会社  2018年4月10日発表
東海物産株式会社 【PDF】発表
東海物産株式会社  ホームページ

2018年04月12日 16:30

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