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シミの発生を防ぐ表皮冷受容体の活性化成分を特許出願/ナリス化粧品

株式会社ナリス化粧品は、2018 年 12 月 7 日に、紫外線が肌に当たることで、シミの原因となるメラニン合成を促進するシグナルである「プロスタグランジン E2」を抑制する成分を発見し、特許出願しました。プロスタグランジン E2 の抑制は、肌の冷受容体(TRPM8)を活性化することで可能となります。通常、冷受容体の活性化は冷感を伴いますが、特許出願した成分では、冷感を伴うことなく表皮冷受容体を活性化することができます。美顔器「メガビューティ」と併用することで、メガビューティの冷却機能そのものによるメラノサイトの活性低下と特許出願成分によるメラニン合成シグナル抑制という二重の効果で、メラニンをつくらせない美白の実現が期待できます。

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■研究の背景
同社は、2001 年に初めて家庭用美顔器「メガビューティ」を発売して以来、日常のスキンケアに美顔器を組み合わせることで、お客様のスキンケア効果を高める化粧品の提供、研究を続けて来ました。「メガビューティ」は発売後約 72 万台の売り上げ実績がある家庭用美顔器の先駆けと言える製品です。2018 年に発売した 4 代目の「メガビューティ」では、従来の「イオン吸着」「イオン伝達」「ホット機能」「アクティベーション」「LED」機能に加えて「クール機能」を追加しました。冷却による効果に着目し、メガビューティと組みあわせて使用することを目的として、この研究を行いました。

■「リノール酸メントール」と「カワラヨモギエキス」が冷受容体を活性化。
同社では、「リノール酸メントール」と「カワラヨモギエキス」の複合成分を「メガクール対応成分」と名付け、表皮 TRPM8 の活性を測定したところ、既に TRPM8 活性効果があると知られているメントールよりも、高い TRPM8 活性を示すことがわかりました。さらに、実際に使用テストにて冷感の強さを測定したところ、メントールやペパーミントエキスとは異なり、冷たさを感じることなく表皮 TRPM8 を活性化させることがわかりました。

◎リノール酸メントール
サフラワー油にメントールを合成したもの。サフラワーは、キク科の一年草または、越年性植物の一種。花を乾燥させたものが着色料や染料として使用され、和名の「紅花」としても知られる。生薬や食用脂、口紅やハーブティーにも用いられる。

◎カワラヨモギエキス
キク科ヨモギ属の多年草であり、頭花は消炎、解熱などの作用があることから、生薬としても用いられ、生薬名では、インチンコウと呼ばれる。

出願日:2018 年 12 月 7 日
出願番号:特願 2018‐229694
発明者:株式会社ナリス化粧品 髙田広之、森田美穂

【詳細は下記URLをご参照ください】
株式会社ナリス化粧品     2019年2月22日【PDF】発表
株式会社ナリス化粧品    ホームページ

 

 

2019年02月25日 17:01

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