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食品安全委員会がイソフラボン含有製品の安全性評価発表

食品安全委員会は20日、「第33回食品安全委員会新開発食品専門調査会」を開催し、トクホ申請中のイソフラボン含有製品3製品の安全性評価を発表した。   今回、安全性に問題なしとされたのは、サンスター(株)の「オーラルヘルスタブレットカルシウム&イソフラボン」と、オルビス(株)の「大豆イソフラボン40」。ただし、妊婦、胎児、乳幼児、小児が日常の食生活におけるイソフラボン摂取に加え、上乗せ摂取することは推奨できないとした。唯一、安全性に問題ありとされたのは、マルコメ(株)の「イソフラボンみそ」。   「オーラルヘルスタブレットカルシウム&イソフラボン」は、関与成分がカルシウム及び大豆イソフラボンアグリコンである錠剤形態の食品であり、歯槽骨を含む骨の健康が気になる人に適することが特徴とされている。1日当たりの摂取目安量は、 2粒(4g)であり、2粒当たりの関与成分は、大豆イソフラボンアグリコン9mg、カルシウム450mgとなっている。   「大豆イソフラボン40」は、関与成分は大豆イソフラボンである錠剤形態の食品。骨の健康が気になる人に適していることが特徴とされている。1日当たりの摂取目安量2粒当たりの関与成分は、大豆イソフラボン40mgとなっており、その大部分は配糖体として存在している。   「イソフラボンみそ」は、関与成分として大豆イソフラボンを含むみそ形態の食品で、骨の健康が気になる人に適しているのが特徴とされている。1日当たりの摂取目安量は、34g(味噌汁2杯分に相当)であり、34g当たりの関与成分は大豆イソフラボン53mg(イソフラボンアグリコン換算48mg)となっている。通常、みそ100g中にはイソフラボンアグリコンとして13~81mg(平均50mg)の大豆イソフラボンが含有されるといわれているが、同製品では大豆発酵抽出物を混合することで、特にイソフラボンアグリコンの含有量を高めた。   同委員会では、日常の食生活におけるみそ摂取量12.9g(大豆イソフラボンアグリコン換算6mg)の代わりに、同製品34g(大豆イソフラボンアグリコン換算48mg)を摂取すると、1日の上乗せ摂取安全量である30mg/日を超えることから、安全性が確保できないと結論付けた。

2006年02月22日 12:00