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マツモト交商 / ニキビ肌などオイリースキン向けの原料「Seborami®」の販売を開始

 (株)マツモト交商(本社東京都中央区、三角正夫社長)はこのほど、ニキビ肌などオイリースキン向けの原料「Seborami®(セボラミ)」の販売を開始した。ローションやクリームなどの使用のほか、シャンプー、トニックなどの用途を見込む。
 同原料は、“ゴボウエキス”、“カキネガラシエキス”、“PCA亜鉛”、“α-ヒドロキシ酸”を含有するもの。“ゴボウエキス”は、抗菌成分である“イオウ”を含み、フランスで伝統的にニキビ治療に用いられていた。“カキネガラシエキス”は、殺菌作用を発揮する“シニグリン”を含んでおり、その殺菌作用は、うがい薬に用いられていることからも立証されている。これら2つの成分が複合的に、毛穴で繁殖しやすいバクテリアを抑制して毛穴を清潔に保つ。
 “PCA亜鉛”は、ニキビ菌を抑制し、皮脂分泌調整作用を持つ。“α-ヒドロキシ酸”は、ピーリング効果によりターンオーバーを促進し、古いニキビの表皮の角質を取り毛穴の詰りを予防する。
 製造元のフランスのAlban Muller Internationalは35日間、16人のボランティアに対し同原料を5%配合するクリームを塗布するテストを行っている。1日目~8日目は1日1回肌に異常がないかチェックするために肘の裏に塗布し、8日目~27日目は有効性を調べるために1日2回顔に塗布を行った。その結果、塗布前と比較し27日後に、皮脂分泌量は平均-17%減少し、皮脂分泌数(皮脂が分泌された皮脂腺の数)は平均-15%減少した。
 推奨配合量は2~5%。

2007年06月05日 15:30