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タジマヤ / “フィトンチッド”のアロマテラピー製品をOEM対応へ

アロマテラピーオイル「フィトンα・ナチュラルオイル」写真 (株)タジマヤ(本社東京都台東区、田島力社長)オービス事業部は、アロマテラピーオイル「フィトンα・ナチュラルオイル」のOEMにも対応したい考えだ。現在の販路は、ハーブ専門店、自然食品店、雑貨店、他社ネットショップ。
 同製品は、“フィトンチッド”の発生量が多い何万本もの樹木が生えている屋久島の原生林をモデルに開発したもの。国内外の30数種類の樹木から抽出した植物精油を独自にブレンド、 “フィトンチッド”の発生量は自然の森林の約10数倍もある。“フィトンチッド”とは、樹木が自分で作りだして発散する揮発性物質のことで、同製品では枝を煮立たせた時に出てくる香りを冷やして精油にすることで、“フィトンチッド”の発生を可能にした。
 同製品には、(1)大脳を活性化させ、精神を安定させるリラックス作用、(2)消臭作用、(3)虫を寄せ付けない抗防虫作用があることが分かっている。(1)リラックス作用については、被験者に「フィトンα」を漂わせた部屋で15分間くつろいでもらい、自律神経系の変化を発汗量を測定して評価したところ、試験前を100とすると39±23まで減少したことが立証されている。また、(2)消臭作用については、60ppmあった「メチルメルカプタン(腐ったたまねぎ臭)」が90分後には20ppm以下に、5000ppmあった「アンモニア(特有の刺激臭)」が90分後に2000ppm以下に、120ppmあった「トリメチルアミン(腐った魚臭)」が90分後に20ppm以下に減少した(環境技術センターにて計量)。(3)防虫効果については、衣料害虫(イガ・コイガ)に対して桧・ヒバと同等の防虫効果があることが、近畿大学豊岡短大・生活情報学科の中島照夫教授の研究によって確認されている。その他、“フィトンチッド”には、一般的に疲労回復作用、化学物質に対する抗アレルギー作用、空気浄化作用、微生物やカビなどの繁殖を抑える抗菌作用があるとされている。
 香りは、柑橘系の樹木の精油を混ぜているため、樹木の香りの中にもフルーティさがある日本人に好まれやすい香り。芳香器で使用したり、バスオイルとして利用したり、水に溶かしてエアーフレッシャーとしてスプレーしたりといった利用を想定している。
 税込価格は10ml・1050円、20ml・1890円。

2007年06月26日 17:00