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ROI / エステサロンの販売支援サイト「ファンくる」を展開

販売支援サイト「Fancrew(ファンくる)」写真 (株)ROI(本社東京都新宿区、恵島良太郎社長)は、飲食店やエステサロンの販売支援サイト 「Fancrew (ファンくる)」 (https://www.fancrew.jp/)において、美容エステサロン体験モニターサービスの本格展開を8月より開始した。
 「ファンくる」は、店舗と顧客の新しい関係を作り出すシステム。サイトを通じて募集した一般消費者を、覆面モニターとして提携エステサロンに送客する。覆面モニターは、体験した感想をアンケートとして提出すると、サロンでの施術代と報酬5000円がキャッシュバックされる。エステサロンは、施術代とモニターへの謝礼を負担するものの、来店のハードルを下げることで見込み客を集客できる。また、モニターによるアンケート結果は、今後の店舗運営に活用できる。
 あるサロンでモニターを募集したところ、705人の応募があった。そのうち158人が覆面モニターとして施術を体験し、30人がサロンの顧客となった。恵島社長によると、覆面モニターにも関わらず、体験した人の約20%が成約する理由は、「ファンくるを通して募った一般消費者の中から、実際の顧客になりそうな人をフィルタリングして送客しているため」だという。
 一方、非購入者が128人いたことにも着目する。アンケートによると、購入しなかった理由については、59人が「金額的な要因」を挙げ、43人が「商品・サービス面の要因」、17人が「カウンセラー」、9人が「他製品・その他」を購入しなかった要因も挙げた。恵島社長は、「エステサロンは成約に至らなかった理由を個別に分析し、顧客満足度を改善することで、契約率の向上を図ることができる」と話す。
 また、費用対効果の点でも「クーポンなどがついている従来の媒体と比べて契約率は若干下がるものの、集客力が従来の媒体よりも高いため、2.6倍の費用対効果が期待できる」という。
 これまでの実績としては、(株)J・B・A、(株)イーズ・インターナショナル、(株)シーボン.、がサービスを導入した。エステサロンからは、「アンケート結果のレポートによって店舗ごとの比較ができた。売上げの良い店と悪い店について、具体的に違う部分を知ることができて良かった」といった評価を受けている。
 同社では今後、「ファンくる」の登録会員、提携サロンの拡大を図る。登録会員に関しては、年内で15万人まで増やす考えだ。

2007年09月04日 20:05