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東洋新薬 / 「ターミナリアベリリカ」の中性脂肪上昇抑制作用が“リパーゼ”活性阻害にあると学会発表

 (株)東洋新薬(本社福岡県福岡市、服部利光社長)は、6~9日に行われた「日本食品科学工学会 第54回大会」で、同社の独自素材である「ターミナリアベリリカ」の中性脂肪上昇抑制作用の一因が“リパーゼ”活性の阻害にあることを発表した。この研究は、佐賀大学農学部・柳田晃良教授との共同による。
 同素材は、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」で用いられてきたシクタン科の広葉樹「ターミナリア・ベリリカ」の果実から抽出した機能性素材。同社では、臨床試験で食後血中中性脂肪抑制作用を確認している。今回はその作用機序を解明するため、脂肪の分解に関与する酵素 “リパーゼ”の活性阻害作用を検証した。
 試験内容は、同素材にブタすい臓由来“リパーゼ”を加え、“リパーゼ”に対するIC50(酵素の働きを50%阻害する時の濃度で、値が小さいほど酵素阻害作用が強い)を測定、比較対照として“リパーゼ”活性阻害作用があるといわれている市販品の烏龍茶の凍結乾燥物を用いた。その結果、烏龍茶のIC50が122μg/mlだったのに対し、同素材はIC50が28μg/mlとなり、烏龍茶よりも高い“リパーゼ”活性阻害作用を示した。

2007年09月10日 17:50